ギャンブルをするにあたって、どのような立ち位置でそのギャンブルと対峙するのかはとても重要な要素といえます。
坂本は、競艇という公営ギャンブルに夢中になっているわけですが、それでもある程度自分の中でルールを定めており、それを逸脱することはしないようにしています。
さて、そんな競艇を意識高い系の連中に置き換えてみるといろいろなことが見えていきます。ぜひ、その話を坂本はしたいと思っているので聞いてくださいね。
●意識高い系とは?
そもそも、意識高い系とは何なのでしょうか。
意識高い系というのは、本来は仕事に意義持ち、常に上を目指すことを目的にそれにヒモづく行動を取るような人々と僕は思っています。
しかし、ウィキペディアによると中身が伴っていないのに、自分を過剰に演出していること、前向きすぎて空回りしている若者…というようなことで説明されています。
また、人脈をアピールしたり、経歴などのアピールがすご過ぎる…という人も意識高い系だそうです。意識高い系という言葉を知らない現代人はおらず、とにかくそういった人たちを毛嫌いする…という風潮ができているのは確か。
坂本も、知り合いにいるのですが、悪い人たちではないのですが…どうも苦手というか勢いだけはよい…という感じで結果に結び付いていない人が多いイメージです。
さて、さてこの意識高い系なのですが競艇と何が共通しているのでしょうか。
●ギャンブルをどう捉えているのか?
坂本にとってギャンブルは、ちょっとした暇つぶしです。
僕の場合、ギャンブルでいくら勝った…とかそういったことよりも、ボートレーサーの生活やドラマ、さらに競艇場の歴史やグルメ、競艇に携わっている人たちの生活や人柄に惚れ込んでいるタイプです。
そのため、最悪競艇のレースに賭けずとも競艇場を楽しめますし、お酒も普通に飲むことができます。
まぁ、それがいいか悪いかは知りませんが、とにかく豆買いが多いので負けてもさほど痛くないようにしている…という感じです。一方、思い切り万舟券を手に入れたいと思って競艇と付き合っている方もいます。
データを細かなところまで分析し、さらにそのデータのあえての裏側を突いて万舟券を狙う。まさしく生粋のギャンブラーという感じですね。失うものも多いものの、そのリターンが大きいために。行き過ぎると借金まみれになることもあるようです。
まぁ、こういった賭け方をしている人はいいですね。男ですよ。しかし、意識高い系は違うようです。
●投資と考える
意識高い系の基本といえば、社長と知り合い、芸能人と繋がっている、地方再生、議員さんと知り合い、そしてFXや株式、不動産投資といったキーワードでしょう。
どれも吐き気がしますが、この投資といったキーワードはひとつポイントになります。
競艇はギャンブルではありますが、株式などもギャンブルに等しいレベルのカテゴリです。データなど、読みが甘かったり天災などが起こることで大きな損失を被ることがある、なかなか痺れる大人の遊びといってもいいでしょう。
しかし、だからこそ競艇も意識高い系にとってみれば、投資の対象となっていると考えられます。
競艇はギャンブルですが、競馬などに比べれば勝率は高く、勝ち続けること…転がしなどが可能なギャンブルのひとつです。そのため、競艇をギャンブルとして捉えるというよりは、投資として考えるのが意識高い系の遊び方なのです。
●それはどうなの?
正直、競艇の世界に意識高い系が入り込んできていただきたくはないな…と思っているんですよね。
その理由として、投資をいくらしたらリターンがいくら…ということは、正直運もいいところなので誰のためにもならないデータだと思っています。
選手のランクやモーター、勝率、コース取りなどで勝敗が決まる競艇ではありますが、天気やその日のレーサーたちのモチベーションなど、さまざまな要因が関連して順位が決まります。そのため、いくら投資したらいくら戻る…というような、株式とは性質が全く違う遊びでもあるのです。
個人的に競艇を投資と捉えて楽しむのであれば坂本も何もいいません。はい、どうぞご自由に…です。どういったモチベーションで競艇と対峙するかなど、坂本が口を出すところではありませんから。しかし、問題は意識高い系の連中はそれをネットにあげたりセミナーに持ち出したり、最悪有料商材などにして売りつけるのです。
そうなれば、競艇について全く何も知らない意識高い系の人たちが、“競艇はギャンブルではなく投資である”ということで手を出し、痛い目を見てしまうかもしれないからです。
意識高い系の連中は耳障りのよい言葉ばかりを言ってきます。自分に打ち勝つ、勝負という世界に実を一度でも置くことが成長…なのです。
●競艇で借金しないで!
さらに坂本がとっても危惧しているのが、競艇で借金を作ってしまうような人が出てこないか、ということです。
競艇は楽しいギャンブルですが、メチャクチャ借金を背負ってまでやるギャンブルではありません。仮に、10万円を借りてそれらをぶち込んだとしましょう。500円で万舟券をゲットできて9万円くらいになってもマイナスなのです。金利もありますからね。
でも、すごいことになった…次はもっと…ということで、追加融資をお願いしてしまうのは目に見えています。こんなことをしていたら、人生は破滅です。意識高い系の人の中には、あえて借金を作れという人もいます。
借金を作り、金持ちと同じような生活を続けることで、意識を変えていくことが成功の証。貧乏人だから…といって貧乏人と同じ生活をしていたら一生貧乏だ!という理論です。まぁ、分からんでもないのですが…違うでしょう。
さらに、そのセミナーに対して数万円を参加者に払わせているのですから詐欺もいいところです。
●競艇は優しい世界です!
競艇は、ギャンブルの中でも関係者すべてが優しい世界であることはよく理解されていると思います。だから、意識高い系のような投資目的という意味合いで始めてはいけません。
だったら、意識低い系として万舟券ばかりを狙って負けまくった方がよほどマシです。そのあたり、ぜひぜひ理解しておくようにお願いいたします。