競艇場にいった時、当たり前ですが当日のレース展開、そしてレーサーたちの情報が最も気になるところでしょう。

坂本の場合、競艇グルメが好きだったりするので、売店などに速攻行ってしまうわけですが、中には独特なポイントが気になってしまう方もいるそう。それが、競艇場で働いているスタッフ…要するに、バイトです。

たしかに思いますよね、競艇場のバイトって何をするの?って。今回は、簡単に競艇場のバイトについて考えます。

●受付はメンズには無理だけど?

競艇場のアルバイトというと、受付だったり舟券の購入を案内したり…というものが一般的です。

ただ、こういったアルバイトは女性の募集が多いですし、接客業の一種ですのでコミュ障の男性には向いていない職種です。

坂本はコミュ障ではありませんが、受付などああいった特殊なお客さまに対応できる自信はありません。

となると競艇場ではアルバイトできない…と思うのですが、じつは清掃員というレジェンドバイトがあるのだそうです。一体、どういった仕事内容なのか調べみました。

●清掃は大変だった!

とあるサイトに掲載されていた、競艇場での清掃員のバイト体験談。意外と儲かりますよ〜なんて見出しだったので、時給がとってもいいし、G1レースは時給がぐっと高くなるのかなぁ…なんて思ってみていると、とんでもない。

かなりの確立で奇跡が起こっていたそうです。まず、競艇場での清掃の仕事自体はメチャクチャ辛いそうです。

お客の接客はもちろんありませんが、負け舟券とゴミを黙々と片付け続けるだけの生活。さらに、冬場などは吹きさらしですので死ぬほど寒いそうです。

じゃぁ着込めばいいのでは?と、思ったら着込み過ぎると暑くて動きが鈍くなり気持ち悪くなるとか…。もちろん、ナイトレースだった場合は夜遅くの帰宅になるなどいいことはないそうです。しかし、思わぬ仕入れがあるのだそう…。

●現金が落ちている

まず伝えておきたいのは、坂本がバイトの体験談を掲載されるサイトにのっていたものをリライトしています。

こういったサイトは皆さんも利用した経験があるかもしれませんが、要するに、“何かアルバイトをしたいけれど、○○業界ってどうなのかな…。不安だな…。自分、働けるかなぁ…”なんて、ことを払拭するための構成になっているのが普通です。

先輩は優しい、夜遅くなることある、厳しい世界だがやりがいがあり就活に有利。など、そういった情報が記載されて然るべきです。

しかし、この競艇の清掃員さんの体験談はそういった“当たり前”の情報のネクストレベルな内容だったのです。まず、前述したように競艇場における清掃員は厳しい仕事である…ということはお分かりいただけたと思います。

しかし、その清掃途中、かなりの頻度で現金が落ちているというミラクルが起こるのだそうです。これは…書いていいんでしょうか。小銭は基本的に落ちているし、1,000円札も落ちていることもあるそうです。

というか、誰ですかね…こんな貴重な現金を落とすヤツってのは。彼曰く、さすがにネコババはしなかったが(100%しているでしょ、坂本ならしますww)、たまに豪華なお菓子をいただいていた…ということです。なんですかねw

●心が痛むのだとか…

まぁ、彼は高校生の頃のアルバイトだったらしく、面白みはなかったが仲間が良かったしほかの職員も優しかったので楽しかった…と締めくくっています。

ただ、ひとつおもしろかったのが、ギャンブルに対する思いが変わっていったということです。

たしかに、競艇はギャンブルです。競艇場やレーサーは、いろいろなスポンサーがお金を出していることは間違いないのですが、舟券で食っているところはあります。

彼らを下支えしているのは坂本たちのようなギャンブラーなわけですが、その人たちが熱狂し、さらに負けてそこら中に負舟券やゴミが落ちているところをみると…“どれだけの人が辛い思いをしたのか…”と、辛い気持ちになってしまったようです。

また、高校生という立場であったことも関係し、ギャンブルをしている場所で働いている自分に後ろめたさを感じていたようですね。まぁ、お金を稼ぐって時はきれいごとばかりではありません。

世界中の貧困者を救う活動がほとんどボランティアである一方、一攫千金を狙う猛者たちが集うギャンブルの坩堝の清掃員がお金をもらっている。彼にとって、社会というか人生の教訓になったのではないでしょうか。

●坂本は採用されません!

坂本も思い切って競艇場でアルバイトをして仲間を作り、いつまでもダラダラ人生を過ごしていたいなぁ…と思っています。

しかし、年齢的に無理でしょう。

そして、アルバイトの給与で食べていくことはできず、消費者金融を利用してしまう恐れもあるでしょう。だからこそ、若くて勢いのある学生バイトを応援したくなります。

もし、一生懸命掃除をしている学生アルバイトがいたら声をかけてあげてください。「ねえ…。今日、いくらひろったの?オジさんに少し恵んでくんない…?」とね!ww