ギャンブルをする時、注目すべきは当然本番。

レース本番がもっとも楽しいのは当然なのですが、競馬でもパドックがあるように競艇にも展示航走というものがあります。競艇初心者にとって展示航走はだいぶマニアックなものですので、スルーしている方も少なくないでしょう。

坂本も、よく理解ができていない…というところが実際です。ここでは、僕も勉強する意味合いを込めて展示航走についてチェックしていきたいと思います。

●展示航走とは何?

展示…というと、何かボートや選手たちをじっくりと鑑賞するといったイメージです。しかし、競艇において博物館でもない限り意味不明。

そういった意味では、やはりパドック的なものなのかな…といった感じですよね。まず、展示航走というのはレース前に選手たちが行う、「練習」のことです。スタートのタイミングやターンの感じなどをしっかりと選手たちが掴み、本番レースに向かうという練習風景をチェックする感じです。さて、我々がそこで知ることができるのがモーターの強さやスタートの隊列。

オッズだけで競艇予想をするのもアリですが、やはり本気でレースで勝ちたいという方は展示航走。これを見逃してはならない訳です。

●展示航走ってどんな感じでやってんの?

展示航走は選手たちが練習している。これはこれでいいでしょう。しかし、ただ普通にてんでんばらばらに走行しているだけでは意味がありません。

何をどう見ればよいのか理解できないでしょう。そのため、展示航走はしっかりと流れが規定されています。まず、展示航走はスタート展示が最初に行われます。往き足、進入隊形、スタートタイミングなどがスタート展示となります。

そして、つぎは周回展示。周回展示は、乗り心地をチェックしたり回り足にしたりする行為です。最後、展示タイム。展示タイムは、伸び足をしっかりとチェックするものですので忘れずに見ておきたいところです。ここでエースモーターに乗っている選手を発見できれば占めたもの。確実に、勝ち舟券ゲットの基地あが高まります。

●どこを見るのかが違う?

さて、この展示航走。誰もが見るところが一緒なわけではありません。人それぞれ、舟券を購入する際はポイントが変わってくることでしょう。1コースをメインに賭ける方もいるでしょうし、スピードが早いのか、モーターが強いのかなど…。まず、その中でどんな部分をチェックすべきなのか有識者の意見を確認しましょう。

まず、ピット離れ。坂本もピットアウトについて詳しく勉強しましたが、本来は同時にスタートするところ遅すぎる、早すぎる…という選手は怪しいところです。まぁ、そこまでおかしい結果になることはないので安心できるでしょう。

さらに、スタート展示でFを切っているのか否か。スタート展示でFを切っているような選手は、本番でもかなり期待できるというようにいわれています。本来、本番ではちょっと問題ですがスタート展示でこれを切っている選手がいるのであればおすすめでしょう。

次に、周回展示。周回展示とはターンのことですが、このターンは厳しくチェックしておきたいところです。まず、ターンマークを外しているか、ターンマークで流れたか、ターンマークで艇が暴れているか…。そんな部分をチェックしてみるとよいでしょう。

もし、前述した状態の選手は本番レースでの成績は怪しいところ。ターンマークで正常なターンを行っている選手を見極めておきましょう。

●展示タイムはどう見る?

さて、展示航走をどうしてもチェックすることができない…という方もいるでしょう。

そんな方はもう競艇で勝つことはできないのでしょうか。安心してください。じつは、展示タイムだけはオッズに記載されているのです。展示タイムというのは、ボートレース本番と同じ気合いで走った…というタイムではありません。

展示航走で完璧に三周は知ったらおかしい状態になるでしょう。オッズに掲載されている展示タイムは、選手たちの直線タイムのこと。さらに、この展示タイムは周回展示の2周目。

バックストレッチがあるのですが、そのスタートラインの延長戦から台にターンマークまでの直線距離150mのタイムとなります。展示タイムが当然早い方が本番レースでも活躍してくれることが期待できますし、モーターの伸び足をチェックすることができます。

伸び足というのは、直線でのモーターの最高速のこと。伸び足のよいモーターを使っている選手がわかれば、三連単の予想がしやすくなることは間違いありませんね。展示航走をチェックし、この選手はだめ、いい…といった感じで順位をつけていくと予想をするときにオッズなどに影響されず自分らしい予想ができることでしょう。

●展示航走は奥が深い!

坂本も、いろいろと展示航走についてチェックしていますが、まだまだわからないことが多い玄人向けの風景といえるでしょう。坂本ももっともっと勉強して、回収率をがっつりと上げていきたいと思っています。