世界には数多くの都市伝説的なものがありますが、どうやら競艇にも存在しているのだそうです。とはいえ、あまりに怖いものだとアレですので、ちょっとだけライトなやつも取り入れてみたいと思います。坂本は、昔から怪談話が好きな方。やはり、競艇にもさまざまなものがあるんですね…。さっそくいってみましょう。

●岡山の桃

岡山にあるボートレース場といえばもちろん、ボートレース児島。有名な実況の方がいることで知られている競艇場ですが、別にその方が呪われている…とか、そういったことではありません。じつは、このボートレース児島の選手宿舎に呪われた桃の置物があるそうなんです。

そこは、大浴場の中にあるお湯が出てくるところのモニュメント的なもの。温泉などでお湯の出口をみることができると思いますが、その部分が桃の形になっているのだそう。冷静に考えばとくに不思議はありませんし、岡山ですから桃が有名。これといった恐怖は感じません。

しかし、なんとこの桃に触ると「事故る」とか「フライングしてしまう」といわれているそうなのです。

なんともこじつけですし、これを設計、建設した業者に失礼な気持ちもありますが、それを考えると怖くて触れません。実際に、これを触った次のレースでフライングをしてしまった…という人もいるそう。レーサー以外が利用することは難しいですが、見ても触らないようにしましょう。

●近畿の競艇場に出る火の玉

前述したのは都市伝説ですが、ここからは心霊です。どうやら、近畿地方にあるとあるボートレース場は夜中になると幽霊らしきものが出る…ということ。

一体、どんな幽霊なのでしょうか。その人の話によると、知り合いが夜間の警備を行っており、建物の2解部分にある水面が見える場所でよく目撃してしまったのだとか。夜中の三時頃になると水面にぼ〜っと赤い火の玉が浮いているそうです。

まぁ、何かの見間違えかもしれませんし、こちらに悪さをしてくるわけではないので気にしない人も多かったのだとか。さらに、職員の控え室から誰かの声らしきものが聞こえてくることもあるそうで、それはかなり恐ろしいとのこと。

最悪なのが、テレビやソファなどが置いてあるスペース。ここには、首のない男の幽霊が出没するらしく、刃物をもって襲ってくるとか来ないとか…。いや、近畿といったらあそこか?まぁ、とにかく勘弁してほしい都市伝説のひとつであることは間違いありません。

●黒いボート

これは、ボートレースファンにとってかなり有名な都市伝説です。とはいえ、これは未だ推測の域を脱しておらず、まだまだ謎に包まれている迷宮的な都市伝説として語り継がれています。

関係あるかわかりませんが、端を発したのが1953年の唐津競艇場。その時に、試運転中の選手が事故死をしてしまったそうです。すると、これをきっかけにいろいろな噂が競艇場に飛び交うようになります。まず、1954年。こんどは徳島の鳴門競艇場で行われたレースで、着順鑑定の写真に存在していないはずの黒いボートが映し出されていた…というのです。

さらに、このボートの写真は都市伝説ではなく実際に当時の新聞にも掲載されていたようで、鳴門市議会でも議論される大事に発展したのだとか。その後、5月には丸亀競艇場の第二レースに黒いボートが再び登場。こちらも、新聞に掲載されたのだとか。さらに、最悪なことが起こります。1963年、鳴門競艇場であの黒いボートを写した写真判定機にレーサーが激突。

結果的に、その方は亡くなってしまったそうですが、なんと1953年の唐津競艇場で亡くなった方と同郷だったとか…。まぁ、八百長疑惑の多かった当時のボートレーサーたちへの見せしめ…という黒い噂もあるなど、とにかくボートレース場最大の都市伝説といっても過言ではないでしょう。

●伝説ではないものも

さて、ちょっと背筋が凍ってしまいそうな内容になってしまいましたね。

確かに、これが本当だったとしたら相当な恐怖。夜中の警備だったり、何らかの事故に巻き込まれてしまっている選手などを色眼鏡で見てしまいそうです。そこで、もうちょっとネタをカジュアルなものにしておきましょう。

これは、ボートレース蒲郡で起こる都市伝説。蒲郡では、1マークにいるレーサーが向かい風の時に必ず香ってくるにおいがあるようです。まさか死臭…と思ったら、ごま油の香りだそう。

じつは、ボートレース蒲郡から1kmほど離れたところに大きなごま油の工場が存在しているらしく、風が強い日には香ってくるそうです。1km先の競艇場にごま油が香るとは面白いですね。これ、全然都市伝説とかではなく、リアルに事実です。まぁ、このくらいライトな方がいいですよね〜。

●怖い話もたくさんある!

水辺に幽霊は集まりやすい。坂本は心霊マニアですので、よくこういった話を耳にします。競艇といえば、当たり前ですが水がつきものですよね。そういった意味でも、幽霊など都市伝説的なことが起こる可能性は十分にある…というわけです。

ちょっと今回は怖い話になってしまいましたが、これもい競艇の魅力のひとつ。ぜひ、いろいろと探してみてはいかがでしょうか!