嘘のような本当の話なのですが、ギャンブルの場には闇金が個人融資のオヤジなどがはびこっています。

競艇もギャンブルですので、よく借金まみれになって人生をダメにした…という話を聞きますが、その心理を利用した悪徳闇金オヤジが増加しているといわれています。

一体、どんな人なのでしょうか。そして、その対策などについて考えていきたいと思います。

●こんな人がいるんです!

もぐろふくぞう…。これを知っている方はかなり年齢的に上の方かもしれません。あの怪しいたたずまいに、ふらっと人間に近づいてくるあの不気味さ。坂本も幼いながらに恐怖を感じていたことを思い出します。

さて、競艇場にはこういった雰囲気の怪しいオヤジがたまにいるといわれています。

とある人の口コミには、「いや、今日はめちゃくちゃ調子が良くてね…」と言いながら黒いバッグから万札をたっぷりと見せてくるようなオヤジです。気が狂っているとしか思えませんが、そういった人が本当にいるのですから恐怖です。

さらにもっと恐ろしいのが、「いくら借りる?いいよ?」なんていって手を差し伸べてくるのです。この誘いに乗ったら最後、骨の髄までしゃぶられるので絶対に手を出してはイケナイのです。

●欲しくなる…

しかし、万札をがっつりと見せられると人間の心理的にはお金を借りたくなってしまいます。

というか、借りたいというよりこんな心理となることで知られています。例えば、ネットで10万円を融資します…という文言をみてもすぐに借りる方はいないでしょう。

いろいろなサービスを提案したり、借り手の生活スタイルなどと合致していないと相手も申し込まないですからね。さらに、申込…ということは審査がありますし、いろいろな書類も提出することになります。

これも面倒ですので避ける方が多いと考えることができるのです。しかし、競艇場に直接訪れたヤツから話を聞くと考えるヒマがありません。そして、ゲンナマの威力に負けてしまう…ということなのです。

●こんなにあるんだから

あなたにギャンブル仲間がいたとしましょう。そいつが20万円の手取りしかない仕事をしており、その半分をギャンブルに注ぎ込んでいたとします。そんな友人に金を貸してくれ…という気持ちになるでしょうか。

なりませんよね?相手だって金がないわけですから、返せる保証がないのに借りようと思えません。しかし、その友人が万舟券をゲットして目の前に20万円が出てきたらどうでしょう。

おい、5万円くらいじゃいいだろ?貸してくれよ!と、言いたくなってしまうのではないでしょうか。

事実、そいつも貸してくれるでしょうね。さて、人というのは目の前に大金を持っている人を見ると借りたくなる心理になります。つまり、「こんなにある中の10万円だったら相手も困らないだろう。最悪、返済をしなくてもバレないかも…」と思い、借ります!と言ってしまうのです。もぐろふくぞうからお金を借りたら最後。個人情報まで握られ、大変なことになります。

●当日返済を求められ死亡

もっとも悪質なシチュエーションがコレです。3レース目あたりにもぐろふくぞうからお金を10万円借りたとします。これで倍にしなよ…と言われると、こちらもイケルような気がしていきます。

そして、全レースが終わった後に大抵お金などは残っていません。まぁ、怖くて使わなかった…という場合もあるでしょう。すると、すっともぐろふくぞうが出てくるのです。

もちろん、帰ろうとしてもバレます。ずっとアナタを見張っていますからね。そこで10万円を返せ…という程度であればいいでしょう。時間で金利を計算させてもらった…ということで13万円の返済などを要求されることもあるのです。

は?あり得ないだろ?といってもダメ。相手は闇金であり、危険な人物です。支払えないのであれば…ということで、さらに危ない目に遭わされる可能性だってあるわけですね。競艇場で直接お金を貸してあげよう…という人には絶対に付いていってはいけません。

●借金をするほど楽しまない

競艇はギャンブルですし、10万円が100万円以上に化ける可能性のある魅力溢れた遊びです。

しかし、消費者金融などを利用するまで楽しむのは違います。

10万人に1人くらいは、消費者金融でお金を借りてそれを倍にする方もいるでしょう。しかし、本当に稀も稀。基本的にはお金を稼ぐことはできません。というか、競艇で稼ぐという発想だけは絶対にしてはいけません。

競艇は、手持ちのお金で暇つぶしをするためだけに利用するものです。もぐろふくぞうのようなヤツに借りるなんて言語道断。自分の人生を壊滅させるだけなのです。

●坂本は借金を返した!

ちなみに、坂本は借金を作っていたのですが返済しました。それもこれも、競艇のおかげです。いや、稼いだわけではありませんよ。豆買いで楽しむ方法を知ったので、余計な金を賭けなくなった…。

これが理由です。借金なんかあっても百害あって一利無し。真面目にひたむきに人生を生きていこうではありませんか!