メチャクチャ舟の運転がウマいから、きっと俺はボートレーサーになれる。

そう思っている方もいるかもしれません。

さらに、俺はバカだけど一攫千金を狙える運動神経はある。だから、レーサーになるんだ!という方も…。

夢を持つことは大切ですが、じつはボートレーサーになる学校では試験勉強をしなければなりません。ボートレーサー養成所での座学について考えていきましょう。

●実地だけではない

車やバイクも一緒ですが、ボートレーサーになるためには座学でいろいろと学ぶことが求められます。

「んなもん、早いもんの勝ちなだから!勉強なんてガリ勉野郎がやってりゃぁいいんだ!」という、小学校低学年の運動キチガイがいいそうな意見も出てきそうですね。

しかし、ボートレーサーというのは国家資格。なんと、国会が絡んだ資格でもあるのです。

当然、国が認定する資格を暴れるだけが脳みそのおばかさんに与えるわけがありません。

それだけ、ボートレーサーというのはハードルが高いスポーツである…ということなのです。

●いろいろ学ぶ!

では、ボートレーサー養成所ではどんなことを学ばなければいけないのでしょうか。

まずは、ボートレースに関係する法規及びモーター整備等に必要な内燃機関の知識です。とくに内燃機関については詳しく知っておかないと、何かあった時に大事故に繋がってしまう可能性があるので注意が必要でしょう。

もし、自動車整備工場などでアルバイトをしていた人であればすんなり理解できそうですね。

アパレルなどで服をたたんだり売ったりしてきただけの方には、少々ハードルが高そうです。

そのほか、モーターボート競走法について学んだり、競技に関するルールや罰則規定なども徹底して学ばなければなりません。

アイルトンセナ並のドライビングテクニックを持っている人だったとしても、道路交通法を知ならなければ逆に大変なことになることは用意に想像できるでしょう。

自分だけでなく、ほかの人たちを事故に巻き込んでしまう行為は絶対にしてはならないのです。

●じつは努力しているんです!

ボートレーサーに罵声を浴びせるオヤジたちが各競艇場にいるのですが、冷静になった方がいいかもしれません。

罵詈雑言という言葉すら読めないオヤジたちが、天の上の人に文句や罵声を浴びせる姿は悲しさMAXです。

こういった難しい勉強、国家資格をゲットしたものだけがあの水上で輝くことができる。そう考えると、競艇の見方がまたひとつ変わってくるのではないでしょうか?