ギャンブルやっている誰もが一攫千金を狙っているはずです。

「大穴」という言葉があるように、気軽に1000円かけた舟券が1番狂っていてまさかの大穴。

なんと、200万円以上戻ってきたとしたら気が狂ってしまうことでしょう。

しかし、それがあるから借金まみれ、競艇まみれになり人生を終わらせる…という方も後を絶ちません。人生は今、格安で気軽に過ごすことができます。

それを物語っている『定額制夫のこづかい万歳』を参考に人生を立て直していきましょう。

●贅沢などつまらない

坂本は大金持ちになったことはありません。なので大富豪の生活は理解できないわけです。

とはいえ、仕事柄かなりセレブな場所やモノ、人に出会わせてもらうことが多く、1円も支払いをせずにセレブ気分を味わったことが何度もあります。

まぁ、根っからの貧乏人ですから居心地の悪さは間違いありません。とはいえ、セレブな生活も面白いし勝ち組になった気分にはなれます。

ただ、だんだんこういった時間を過ごし続けてくると飽きが生じてくるのです。

「本当にこれ、この金額の価値があるのかな?」と。例えば、セレブなものやサービスはその金額の価値があるわけではなく、「これだけ高額設定されたものやサービスを気軽に利用できる自分。

ついにここまでやってきたか、俺の人生!」という気持ちにさせてくれるだけなのです。

そう、自分自身への承認欲求を満たすだけの生活がセレブ生活なのです。こんなの、貧乏をやってきた人からすればすぐに飽きてしまいますよ。中身がないですからね…。

●結局、当ててどうすんの?

さて、冒頭でお伝えした通りギャンブルで大穴を当てて一攫千金ゲット!セレブな生活をしてみたいと思う人は大勢いるでしょう。

しかし、冷静に考えてみましょう。

奇跡が起きて100万円。高級クラブ、高級風俗、何か欲しかった家電や楽器、趣味のもの、車のパーツあたり購入したらあっという間にスッカラカンです。

一瞬、奇跡的に興奮度は高まるでしょうが、結局はその時だけ。次の日から毎日の貧乏生活が始まるだけです。まだ、普通の生活に戻れるのであればいいでしょう。

問題はまた大穴を当てようと消費者金融に駆け込んだり、人にお金を借りたり、給与のほとんどを穴舟券に注ぎ込んでしまうようになることです。

そもそも、ギャンブルで大もうけして何になるのでしょうか?仕事をヤメられるほど稼げはしません。

その時の快楽で全てが終わり、虚無な人生が始まるだけなのです。

●『定額制夫のこづかい万歳』に学ぶ

さて、今回主題は『定額制夫のこづかい万歳』です。

これは、吉本浩二さんという漫画家の描く半分リアルなドキュメント系ほのぼの漫画。

『定額制夫のこづかい万歳』というタイトルにあるように、世間一般のお小遣い制度で過ごすお父さんたちの日常を描いたヒューマンドラマという感じです。

基本、この作者を投影した主人公は月々21000円という絶妙な金額の中でやりくりし、大好きなお菓子をどういったタイミングで、どれだけのお金を使ってやりくりするかが描かれています。

かなり貧乏臭く批判も多いようですが共感したり、面白いということでちょっとした話題となっています。

坂本はなぜ、競艇ブログにこの『定額制夫のこづかい万歳』を持ち出したか。それは、競艇をする人すべてがこの漫画に学ぶべきだと思ったからです。

●村田という男

たかが100円、されど100円です。例えば、毎日100円を使ったら月々3000円となり、1000円だったら3万円という計算をすることができます。

仮に、ギャンブルをしている方が土方さんで日給が8000円だったとしましょう。30000円を稼ぐということは、3日&半ドン当たり働かないと手に入れることができない金額です。

それを、ただボケっとハズレ舟券に注ぎ込んだとしたらとてつもないムダですよね。『定額制夫のこづかい万歳』では、ステーションバー村田という伝説的なキャラが登場しています。

その人はサラリーマンであり、なんと毎月の小遣いが15000円です。多いように見えますが、毎日500円以上使ったアウトというあり得ない小遣いでやっている人間です。

内訳は、缶コーヒーなどで1040円、モーニング(漫画)、週刊プレイボーイ1560円、きしめん7000円となっておりかなりの倹約家。

さらに、残り5000円は名前の由来でもあるステーションバー代であり、これで15000円分人生を楽しんでいるのです。

ちなみにステーションバーとは、駅の隙間でハイボールなどを一杯だけ立ち飲みしながら駅を往来する人々を観察する楽しみ方だそうです。

しかし、幸せであり本人も楽しそう。ここに学ぶべきことがあるのではないでしょうか?

●遊びとして捻出すべき

さすがに競艇をされている方たちの中に、15000円しか月に使えない方は少ないでしょう。どんなに厳しくても最低は3万円はあるはずです。

そうなった時、ステーションバー村田のような生活をしても15000円残ります。

これを競艇に楽しみながら使い、勝った分は緊急時に貯蓄するという生活をすればいいのです。

大穴を狙い、金儲けをしようとするから金が逆になくなる。欲が出てしまい、いろいろなことを失敗するのです。

ステーションバー村田。彼にひとまず敬礼をぶちかまし、そこからあらためて競艇という世界と対峙してみてはいかがでしょうか。