売れっ子になるととりあえず、金遣いが荒くなる…。

それはそれはそれでいいでしょう。お金を持っている方が経済を回すことがなくなれば、この日本は沈没してしまいますからね…。

先日、ユニークなニュースが出ていました。競艇ファンの方であれば知らない人はいないと思うのですが、お笑い芸人の「粗品」。これが、530万円競艇で没にした…という話です。

さすが売れっ子は違う!と、思うのですが本当にここには闇が潜んでいるのです。

●どうした粗品!

粗品は競艇で負けました。これは、大きなニュースとなりヤフーニュースなどをにぎわせましたね。

一方、粗品の相方のせいやは文春に変態記事を出されたことに怒り提訴していました。まぁ、売れっ子になればいろいろな問題が出てくるのは仕方がありません。これも有名税として受け止めるくらいの器量があればいいのではないでしょうか。

さて、そんな粗品ですが以前、競馬や競艇でトータル530万円負けて話題となった話に戻ります。

まぁ、競馬でも負けているので競艇いっぽんで大負けという話ではありませんが、その後日談がなかなかユニークだそう。

●大村イケてる!?

粗品はギャンブル好きで知られていますが、一攫千金は男の夢とばかりに売れてない頃でもガンガンギャンブルにいそしんでいたと言います。

まぁ、その一攫千金をお笑いで手に入れたわけですからさすがの勝負運だと思うのですが、今回はさすがに負け過ぎかもしれませんね。

そんな粗品。負けたことをつぶやいたところ、大村競艇場からリプライがあったそうです。そのリプライがセンス抜群で、なんと今後の競艇の予定表だったのです!まぁ、面白いですね。

結果、粗品はこのリプライに八つ当たりし、競艇場に向かって金返せ!と悪態づく始末。お笑い芸人らしく、しっかりと大負けも笑いに変えて終了しました。

●一般人は危険

さて、今回はお笑いの粗品が負けたということですので、まだ笑い話で終わります。ちゃんと負けた分も、番組などでイジられたらそれはそれで稼ぎに直結しますし、競艇の仕事も入ってくることでしょう。

まぁ、ある意味で未来への投資といった感じで捉えるとさすがだな…という感じですよね。しかし、問題はこれを一般人がやってしまうことがある…ということです。

一般人の場合、大負けしたらただ負けです。とくにそれがあったから収入が増えることもなければ、友達が増えることもありません。これは、ギャンブル好きの人たちが陥ってしまう…悪魔のルーティーンでもあるのです。

●危険な賭け

例えばギャンブルが好きな人でどうしようもない…と思われる人というのは、「1万円を貸してくれ!10万円に膨れ上がるはずだから、それで2万円にして返してやるぜ!」といって負ける人でしょう。

これを個人でやれば人間関係は崩れていきますし、消費者金融でやれば借金が膨らんで後戻りできなくなります。さらに最悪なことに闇金に手を出してどうにもならず、結果的に身売り…。

まぁ、こういった人は多いですがこれは依存症ですので病気。何らかの治療が必要な人たちで、マジョリティではないでしょう。

問題は、そういったレベルではないが案外損をしている人たちです。実際、マイノリティな人たちばかりがTwitterなどでつぶやいたりブログを更新しています。

要するに、サイレントマジョリティが世界には多くおり、言わないだけで大負けしている方は大量に存在している…ということ。このマジョリティで大負けする人の特徴は、ずばり「倍率の低いギャンブルに大金をかける」ということをしています。

●粗品負けに注意!

例えば、真面目な人たちは意味のない賭け事をしません。何も無い日に、ふらっと競艇場を訪れて大穴狙いでウン十万円を賭ける…ということはしないでしょう。

ただし、真面目な人というのは普段、いろいろなことに鬱憤が溜まっている人と考えることができます。何が言いたいのか…というと、要するに思い切りお金を賭けるべき日を勝手に自分で作ってしまうことなのです。例えば、お正月について考えていきましょう。

競艇は1月1日からスタートしており、やろうと思えば365日狂ったようにレースを楽しむことが可能です。

一般的な感覚からいって正月は大変めでたい行事ですので、ここぞとばかりにお金を使う方は少なくありません。1万円以上もするおせちを平気で購入する金銭感覚崩壊期間ですので、競艇でも思い切りお金を使ってしまいます。

もちろん、大穴は狙いません。真面目な分、冷静になり、「まぁ、1.5倍であっても10万円突っ込めば15万円の勝ち。いけるかも!」とお年玉を狙って倍率の低いものに大金を賭けて失ってしまうのです。

●常に冷静!

ギャンブルの遊び方は人それぞれです。

しかし、坂本は常に冷静であれ…ということを推奨しています。競艇は競艇、めでたい日はめでたい日。いくら粗品が売れっ子だからといって、数百万円が手元からムダに消えていく…というのはどういった気分になるか理解できるでしょう。

今、あなただって2万円が競艇で消えたらどんな気分になりますか?後悔の念で頭がいっぱいになるでしょうし、正直死にたい…とすら考えてしまうかもしれません。競艇と上手に付き合っていくためには、あくまで冷静さを保つこと。

祝う時は、祝うべき物事にお金をかけるべきであり、競艇に注ぎ込んではいけません。粗品を反面教師に、ぜひ競艇との付き合い方を見直してみてはいかがでしょうか。