美人は活躍しにくい。世の中というのはそういった側面があるようです。
坂本はよく美人レーサーに消極的なことを伝えていますが、もしかしたらそういった側面を苦慮しているからかもしれません。なぜなら、「美人レーサーは強くてはいけない」と思われているからです。おかしいですよね…。
しかし、これはリアルなのだそうです。私たちはフラットな目線で美人レーサーを見れる日は来るのか…。その謎に対応してみたいと思います。
●美人に生まれたい?
これを読んでいる死ぬほどレアな方。
あなたは男性ですか?女性ですか?まぁ、どちらでもいいのですが、もし来世女性として生まれるとしたら、「ブス・普通・美人」のどれになりたいでしょうか。おそらく、ほとんどの人が美人を目指したいと思うはずでしょう。
とくに女性ではなく、男性はそう思うかもしれません。「美人になればちやほやされるし、お金なんて稼がなくてもきわどい格好をキープすれば男性が全て面倒を見てくれる。ッケ!」と。
しかし、世の中はそんな簡単なものではないそうですよ。
●美人は損である
美人レーサーと呼ばれる選手は数多く存在しています。
大山選手はもちろん、彼女を取り巻く女子レーサーをはじめ、「美女 競艇 レーサー」と検索したら山のようにそれらを特集した素人ページが出てきます。YouTubeにいたっては、関係ないグラドルたちも出てきますね。
やはりこれを見る限り、女子レーサーだけでなく美人というのは注目を浴びるし羨ましい…と思うはずです。
しかし、世界的な統計を見ると美人は必ずしも得ではない…という研究結果が多く出ているのだそうです。人間に限らず動物もそうかもしれませんが、私たちは平均を求めます。
それからどっちかに振れた場合、私たちはそれらを異物として認識するのだそうです。まぁ、そりゃそうですね。美人の場合、私たちはそれを普通ではないと認識する上に、「男性にモテそうだ」と認識してしまいます。
何がいいたいか…というと、仕事をするとか、人の上に立つとか、信用度が必要な状況においてそのイメージが不利に働いてしまうのだそうです。
●たしかに…
例えば、自分より背丈が高い美人の女性がいたとして、社長だったり地位が高かった場合違和感を感じてしまうはずです。「家庭的ではない、どうせ役員をたぶらかしている、結婚できなさそう、スペックの多い男性しか相手にしない頑固者、子どもは要らなそう」…などです。
完全に偏見なわけですが、これはもはやイメージとして我々のDNAが持っている…ひとつのバイアスなのだそうです。
とくにジェンダー平等における対応が世界的に遅れている日本を見ていればわかります。トップに女性は少ないですし、いたとしても…。まぁ、言いたくはないですけどね。
●ダメな子を求めている
私たち日本で美人は生きにくいと思われます。基本的に、男性はかわいい子にダメさを求めているからです。
ちょっとバカっぽい、余計なことはいわない、お飾り人形であればいい。などですかね。
ほかのブログでも坂本は伝えましたが、美人レーサーを特集する際、その子たちのプライベートを出したり、バカなお話をさせたり、コスプレをさせるなど「美人で強い」というイメージからかけ離そうと必死です。
そもそもYouTubeや応援コメントも、美人さんとか、可愛いとか、勝負のことはあまり語られません。
一応、マニアックでテクニカルなことを言うこともあるのですが、そこは一切取り上げられません。
そういうのいいからさ…お風呂入る時にどこから洗うのかな?など、レベルが低過ぎる質問の方が盛り上がるのです。
最低です。アイドルに関してもバカなことをさせますし、強くで格好いいというイメージは一切美人レーサーに植え付けようとは思っていません。これこそ、美人が損な理由なのです。
●男性は逆だそうです!
となると、イケメンレーサーも損をしている…と思われがちですが、男性は逆なのだそうです。
イケメンは仕事ができそうとか、リーダーシップがありそうとか、強そうとか、顔がいいことがプラスに働くといわれているのです。そのため、会社で出世しやすい男性はイケメンが多いのです。
逆に、冴えないブサイクなのに地位が高いというのは、「根暗で勉強ばかりしやがって!暗い過去があるから、金と地位で女を手に入れようって魂胆だな!」と思われます。
同じ人生を歩んでいてもイケメンなら、「本当に努力したんだ!その努力や生き様、あり方こそ至高だ!」となぜか雑誌からインタビューが来るほどです。この差は歴然であり、ブサイクでは生き残れないのだそうです。
●美人はアイテムではない
坂本は思います。
美人も、イケメンも、ブサイクも全てのレーサーたちが平等に普通に存在し、フラットな目線で見られるべきです。
顔のことをやんや言いたくなる気持ちはわかります。しかし、それは本質を一切無視した意味のない発想です。
坂本はブサイク過ぎて鏡を数回割っていますが、だからこそ顔についてはうるさいと自負しています。時代は令和。そんなくだらないことで、議論している暇はないってことですね。