競艇に興味がある方であれば、一度はボートに乗って優雅にあのコースを数週したいと思うはずです。

あそこは我々が興味本位で入ることができる場所ではなく、まさにプロレーサーたちや整備の人たちだけが入ることができる聖域です。さて、以前そんな聖域に入って捕まったバカな人の話をしましたが、よく考えたらボートレーサーってのは普段ボートに乗る際も激しく運転できるのでしょうか。

まぁ、どっちでもいいのですが…。

●公園のボートは?

公園の中には、ボートに乗ってのんびり出来る場所が少なくありません。

坂本は東京に住んでいるのでアレですが、井の頭公園という場所は休日ともなるとボートでかなり埋まり、カップルだらけとなることで有名です。

坂本はじつはこういったボートなどが大の苦手であり、ひっくり返ったらどうしよう…と不安になって乗れないたちです。風が強く吹いて来た、さらに隣の知らないボートのひとが突っ込んで来た、よくわからないけど思っている方向と違う場所に引っ張られて岩に当たって横転…。

これが百歩譲って自分しかいない浅瀬の川などであればいいのですが、ああいったレジャー感満載の雰囲気の中でこれをしたら恥ずかして末代まで呪われそうです。

まぁ、それはいいんですけど…。とにかく、こういったボートはボートレースで使われている艇とは別物ではあるものの、やはり競艇選手は運転がうまいのでしょうかね?

●こぐボートでもやっぱりうまい?

調べてみると、当たり前ですがそういった情報はどこからも入手することはできませんでした。ただし、競艇の艇はモーターで動いているので少しそのシステムが違うところは否めません。

公園のボートは基本的には、漕ぐ形になることからもしかしたら競艇では強いけれど公園のボートの運転はへたくそ…という人もいるかもしれません。さらに、無意識に競走本能が出て来てしまい、隣のむかつく顔の男が乗っているボートに先をこされた場合、どこかコーナーを目指してガン抜きしたくなる…という本能も目覚めるかもしれませんね。

とはいえ、やはり競艇のボートとそれは違います。それは、これを見ても一目瞭然でしょう。

●自転車とバイクの違い

競艇、競馬だけでなく、日本の公共ギャンブルの中にはオートレースや競輪というものがあります。競輪などは特に難しい競技であることで知られており、競艇以上にコアなファンがいることでも知られています。

さて、そんな競輪とオートレースですが、先ほどの話からすればオートレースをする側は自転車も速いか?という話になります。もちろん、同じ二輪車ですので全くの素人さんよりは運転はうまくなるでしょうが、もともとも原理が違うのでオートレースで強い選手が競輪選手をも凌駕する…という話は別になってくる可能性があります。

オートレースの選手も身体を鍛える必要がありますが、あまりにゴリゴリだと体重が乗って危険です。

競輪選手の場合、とにかく足の太さがハンパではなくなるため、脚力といった部分では全く別人ということになるでしょう。

逆に、競輪の方がオートレースがいいか…というのも全く違います。あちらはモーターですからね。これまた、似たようで違うというところの代表例ではないでしょうか。

●それに特化することのスゴさ!

坂本は今回、何を言いたいのか自分でも分からなくなっています。

とりあえず、いいたいのは競艇選手は競艇における超絶プロフェッショナルであり、ほか外部のちょっとした人が似たようなものの運転がうまいから…といってその地位を脅かすことは難しい…ということを言いたかったのかもしれません。

天は二物を与える…ということで、近頃タレントやミュージシャンがいろいろなことに挑戦しますよね。仮に、本当に実力だけで求められるのであれば誰も成功していないでしょう。

認知度が高く、ファンという存在がいるからして初めてビジネスが成り立っており、あのファンの方達は別にその人のものであれば何でも良いわけです。つまり、能力ではないということ。

しかし、競艇などのギャンブルの中の人たちは競走です。人気があるからイイ…ということはなく、二足のわらじなんて甘いことを言っていられないのです。それに特化しているプロたちの能力の高さというのは、本当にハンパではありません。

逆に、ボートでもオリンピックに出ている人たちに、競艇選手がどんなに学んでも追いつくことは容易ではないでしょう。全く、別の畑なのです。

●リスペクトしあって生きたい

坂本は今回、互いの土俵に無理やり入るのではなく、互いにリスペクトしあって生きてきたいという思いでいっぱいです。

当たり前ですが、プロの人たちにヤジを飛ばすのもひとつの文化ですが、それがポジティヴな意味ではなければすぐさま辞めるべき。

互いに、リスペクトすることを競艇の選手たちが身体を張って僕らに教えてくれている。そう思いたいですね。