個人的には、ボートレース芦屋はかなり恵まれていると思っています。 その理由は、グルメです。なぜなら、芦屋はメチャクチャお金持ちが住んでいる「セレブタウン」として大変有名だからです。“セレブだったら競艇なんかすっか!”と思うやなかれ。 セレブだからこそ、坂本のような貧乏人をあざわらうかのように、お金を落としまくるのです。まぁ、偏見ですよ。今回は、ボートレース芦屋や恵まれについて考えていきましょうか。

●恵まれ…

ボートレース芦屋は恵まれているというと、どうしてもあの恵まれを思い出してしまうかもしれません。 それは、競艇用語の恵まれです。恵まれというのは、別にレーサーの実家がお金持ちだったり、何らかの賄賂を支払って常に優勝させてもらっているとかそういったことではありません。 恵まれというのは、逆に周囲のレーサーがバグってしまったことで自分が優位にたってしまった…という時に使われる競艇用語なのです。

●恵まれについて

例えば、こんな状況が起こった際に恵まれと使用されます。 先行している艇がフライングだったり、さまざまな事故を起こしてしまうことがあります。とくに競艇は水上の格闘技と呼ばれていることもあり、事故はつきものと考えていいでしょう。しかし、競艇というギャンブルは無情な部分もありますよね。 要するに、事故が起こってしまったところでレースが中断することはなく、基本的には継続されます。 つまり、その後ろを走っていた艇が急に1位に躍り出てしまうことがあり得る、ということなのです。 いや、これは別に悪いことはでありませんし、そういった人たちは少なくありません。しかし。これはガチで奇遇であることから、結果的に“ラッキー”な事象。 ラッキースケベな部分があると考えることがあり、“恵まれ”と呼ばれているのです。とはいえ、1位になった記録が全て恵まれ…という選手だったら、逆に呪われているようなイメージとなり一緒に走るほかのレーサーに恐れられそうな印象。 まぁ、とにかく恵まれというのはこういったラッキー勝利の意味ということを覚えておきましょう。

●ボートレース芦屋が恵まれなわけ

さて、今回の本題はボートレース芦屋についてです。 あまり馴染みのない人もいるかもしれませんが、芦屋はガチの高級住宅地です。今は変わってきたかもしれませんが、東洋一の別荘地としても知られており、ハンパではない豪邸が立ち並ぶ、ハイクオリティな街として知られています。 とくに、「六麓荘町」という場所はトップオブ芦屋と呼ばれているような土地であり、1区画400㎡以上、戸建のみという景観を守るための厳しい決まりもあるそうです。 余談ですが、今東京の下町にはタワーマンションがあちこちに建設されており、昔ながらの長屋…という風景は一切ありません。 というか、あり得ない状況です。勝ち組、負け組といった雰囲気をガンガンに漂わせるあり方…。ほんとうに坂本はこういった流れに吐き気をもよおしています。

●しかしグルメは芦屋ではない!?

さて、そんなボートレース芦屋。 おそらく、ボートレース芦屋には金持ちばかりが遊びでやってきて、さぞかし高級な料理を食べているのだろう…というイメージです。 例えば、外国では競馬は裕福な人たちのお遊びというか、貴族のお遊びであった…ということは有名であり、ボートレース芦屋もそういった感じなのかと想像できます。しかし、現実は違いますのでご安心ください。 というか、ボートレース芦屋には我々のような一般人や底辺、帽子の骨組みのみのおっちゃん、そして浮浪者しか訪れておりません! あくまで、ボートレース芦屋という名前だけが立派なのであり、中身は全ての競艇場とまったく一緒なのです!もちろん、中には金持ちもいるでしょう。 しかし、その金持ちは家柄超金持ちというよりは、“昔は貧乏であり、今は事業を当てて金持ち。でも、あの底辺感がたまらない”というある意味でいやらしい方面の金持ちがやってくるのです。

●ボートレース芦屋のグルメ!

芦屋の飲食店といえば、ほとんどがフレンチ、イタリアン、スパニッシュといったイメージでしょう。高級食材を使った創作和風も考えられますね。 しかし、ボートレース芦屋で売っているものは強烈な庶民グルメ。 お弁当、おつまみという嬉しい看板の名も無い1階の売店を確認していきましょう。豚バラ串、いか天団子串、両方120円前後という、まさに坂本が喜びそうなラインナップとなっているではないですか。 さらに二階のまんぼうは名店ですが、トンカツと鶏肉が混ざっている謎のカレーなどもあり、やりたい放題!日替わり必勝ランチという底辺感溢れるメニューもたまりませんねぇ…。 とにかく、ボートレース芦屋は、恵まれているのですが、内容はガチだった。これが答えです!

●ボートレース芦屋のリアル

ボートレース芦屋は、決してオシャレな奥様たちが想像している芦屋ではありません。 しかし、ある意味でセレブ感に苛まれていない、“恵まれた”環境にあるのかもしれませんね。ボートレース芦屋。これからも、我々底辺の心を満たしてくれよな!