競艇における男子レーサーの最低体重基準値が、現行の51.0kgから52.0kgに引き上げられたことをご存知でしょうか。
とりあえず、日本における男性の平均体重と競艇選手の最低体重の乖離が大きいことから、健康維持などの目的でこうなったようです。体重管理というのはとっても大変ですが、皆さんだったらどうでしょうか。
どうすれば体重を落とせるのでしょうか。ここでは、競艇選手とダイエットの関係性について考えます。
●体重維持はツラい?
競艇選手に限らず、スポーツ選手のひとつの仕事として体重維持というものがあります。
体重が増え過ぎてしまっては勝負になりませんし、古くはデブレーサーも少なくなかったようですが、それでも現在は不利でしょう。相当背丈が小さい方であれば別ですが、一般的な成人男性で52.0kgというのは相当痩せているイメージです。
いや、ガリガリといっても過言ではないかもしれません。
とはいえ、このくらいの体重であればレースでも有利になるのでしょうし、競艇選手たちもできるだけ体重維持を心がけています。
●栄養や筋肉
私たちが考える体重維持の場合、“甘いものを食べない”とか“好きなものを食べ過ぎないこと”など、とりあえず食事の節制を想像するでしょう。
たしかにその通りなのですが、競艇選手は食べないという選択肢は許されません。当たり前ですが、ものを食べなければ痩せるものの、それは栄養が摂取されていないだけであり栄養失調の状態を継続するということになります。
そして、体内に蓄えられている脂肪が分解されていくため体重は減るのですが糖分が足りなくなり、結果的にバカになってしまうのです。
筋肉も減りますし、骨も弱くなりますし、ビタミン不足で大変なことになるのは当然です。そのため、競艇選手はできるだけ筋肉量や栄養をキープしつつ、さらに体重制限までしないとならないのです。これは間違いなく、苦行でしょう。
●選手の食事はすごい
坂本のこのブログでは、選手の食生活についても何度が言及しています。
宿舎であったり競艇場の食堂など、意外にも多量の食事が用意されており、自由に楽しく食べ物を摂取することができます。レース中はお酒が飲めないものの、だからこそ甘いものやいろいろ食事をとりたくなってしまうものです。
さらに、好きなものばかりを食べていれば太ってしまいますし、栄養が偏ってしまいますし、とにかくいいことはありません。好きなものを食べられないなんて、本当にツラいですよね。
競艇選手の体重管理を考えると、やはりすごい人たちなんだなぁ…と思わざるを得ません。
●とはいえ…
とはいえ、ここで冷静にならなければいけません。
別に坂本は競艇の人たちを敵に回したいわけではないのですが、少しこういった考え方もできるのでは?ということがあります。
そのひとつが、“それも仕事である”ということと、“それ相応の対価をもらっている”という部分です。例えば、今あなたちががどういった仕事をしているかわかりませんが、毎日お酒を大量に飲む仕事をしているのであれば、それも仕事ですのでお酒を避けるわけにはいきません。
スポーツが仕事であればその練習をするのは当然ですし、パフォーマンスを維持できるだけの努力は当然の話です。
太っても痩せても誰からも文句を言われない仕事の人であればツラいですが、それが仕事なら誰だって栄養管理はするはずでしょう。
●お金
さらに、問題はそれ相応の対価をもらっているというところです。例えば、私たちのようなデブでもガリでも関係ない生活をしている人たちが徹底して体重管理しても、とくに対価を得ることはありません。
モテるとか、いきいきするとか、健康になるとかそういった部分はありますが、それはもう自分自身の中の戦いであることから、とくにどっちでもいいといった感情になりやすくなります。
一方、競艇選手の平均年収は数千万円といわれています。とりあえず、相当負けている選手であれば別ですが、A級系の選手であれば2、3千万円クラスの年収をもらっているのではないでしょうか。
年収300万円台、いやそれ以下のふつうのオッサンたちが死ぬ気で体重管理してもモチベーションが上がりませんが、仮にその体重維持のご褒美に数千万円、中には数億円といった年収が約束されていたらそりゃあするでしょ、体重管理。
こういったところを忘れてはイケナイのではないでしょうか。
●このぼやき…
金をもらえるのであれば、どんどん体重管理だろうがなんだろうがするでしょう。一生坊主であったとしても年収が4千万円が約束されているのであれば、絶対に多くの人は我慢して坊主で有り続けることでしょう。
坊主で大変だぁ…俺にはできね!といいながらも、裏では超高額なお金をもらっているのですから、そのくらいヤルわけです。まぁ、今回は完全にぼやきですね。
坂本は一切の才能がありませんし、誰からも相手にしてもらえません。つまんね!笑