競艇が好きでたまんらない。そんな方は多いでしょう。 しかし、誰もが狂ったように競艇が好きなわけではないでしょうし、惰性でぼけっと競艇を見ている方もいるかもしれません。 しかし、それは競艇が嫌いなのではなくあくまでユルい趣味。休日にビールを飲みながら、ボケっと競艇放送を見ていることが幸せ…という人もいるわけです。しかし、そんな人が奇跡を起こしたレースがあります。 ここでは、面白冠レースについてお伝えします。

●ボートレース浜名湖の奇跡

ボートレース浜名湖。ちょっとしたドラマの舞台にもなったように、意外にボートレース浜名湖は人気が高い競艇場です。さらに、中部は数多くの競艇場があることから、“競艇は休日の楽しみ”といった大人も案外多いそう。 ほかに楽しいことが人生でいろいろあるはずですが、坂本と一緒でクソのような平日を過ごしたからこそ休日はのんびり競艇…といった方も多いのかもしれませんね。 さて、そんなボートレース浜名湖。じつは毎年1月から2月にかけてユニークなレースが行われていることをご存知でしょうか。

●冠レース協賛キャンペーン!?

ボートレース浜名湖では、1月末あたりのレースにファンから協賛を集める、“冠レース協賛キャンペーン”を開催しています。 よくわからない方もいるかもしれませんが、要するに1日に12レース開催される中の全てのレースにお金を支払えば自由にそのレース名を決めることができる…という斬新すぎる企画なのです。“とはいえ、遊びではない本場のレースだよね…。 これってなかなかハードルが高いんじゃないの?数百万円はくだらない…大人のお遊びではないでしょうか…”tと思ってしまった方もいるでしょう。 たしかに坂本もこんな協賛といった上の立場からお金を出したことは有りませんし、ましてや大好きな競艇のレースの名前。これは、雲の上の話だな、と思っていたのです。しかし…。

●メチャクチャお得!?

ボートレース浜名湖によると、どうやらこの12レースの中で協賛費はたったの1万円で、さらに優勝戦であっても3万円で冠名をつけることができる…というのですから驚きです。 ちょっくらジャグラーで一発…といって大負けしてブチ切れ台パンするマイナス3万円と、ボートレース浜名湖で冠協賛する3万円では雲底の差です。 さらに、命名権だけでなく当日の出走表やオリジナルのクオカード、さらにそのレースのDVDまでもらえるというのですから、ハンパではない高待遇。 もちろん、来賓席に優待券といった得点もあるため、競馬ではありませんが馬主気分で競艇レースを楽しむことができるのです。もちろん、自分が命名した冠レースの舟券を購入することもできますのでご安心ください。これ、アツ過ぎませんかね!?

●こんなレースが話題に!

さて、今年は2021年。コロナ禍で日本、いや世界全体が元気を失った悲しい日々が続きますが、2021年の1月31日にそんな中でひとときの笑いが巻き起こりました。 前述した冠の協賛レース企画ですが、今年もおこなわれたようでその優勝戦の冠レースが大きな話題となっています。それが、「ビールとボートしか勝たん独身女性の休日記念」といったレース名だったのです。 もちろんこれだけでもインパクトがあるのですが、この協賛は命名権だけでなくレースが始まる前に軽くそのつけた理由をテロップで流すことができるといったサービスもあります。 ファンファーレが鳴り、「ビールとボートしか勝たん独身女性の休日記念」といったタイトルがあらわれます。 そして、その下部には流れるテロップで命名した理由が記載されいきます。彼氏いない歴何年か忘れてしまうくらいに彼氏がいない。そんな私がたどり着いた趣味はビールとボートレース。 おやじの休日を思われようが関係なく、私は今日もビールとボートレースで過ごします…といった、悲壮感溢れるテロップが流れていたのです。これは、YouTubeでも確認できますが、あまりにもシュール。もちろん、実況もぴくりとも反応しないですし、こういったところにセンスを感じますね。

●悪くないだろう!

「ビールとボートしか勝たん独身女性の休日記念」。 このセンスは素晴らしいですね。12Rまで見ていた人はお金もそこそこ削っているため、かなりイライラしていたはず。 現地にいた人たちはもちろんですが、PCやスマホでチェックしていた方などもぴりぴりしている中で、いきなり「ビールとボートしか勝たん独身女性の休日記念」。このセンスに坂本は脱帽してしまいました。いいではないですか。 女だから休日にビール飲んで競艇がダメなのか?ということです。むしろ、坂本はそういった女性の方が好きですね。 オシャレして銀座を歩き、オシャレな友達とカフェランチやディナーでインスタ。顔を加工して投稿する偽造人生を送っている連中の100倍まともです。「ビールとボートしか勝たん独身女性の休日記念」。悪くないだろう!