海外の人たちから毛嫌いされていた食べ物であるのにもかかわらず、今逆に大人気というか、大ブームを巻き起こしている食べ物があることをご存知でしょうか。
それが…たこ焼き。そう、たこ焼きなのです。競艇についていつもPRしている坂本にとってたこ焼きは全く関係ないと思うのですが、じつは競艇にも大きな影響を与えているんです。
ここでは、競艇におけるたこ焼きについてお伝えさせてください。
●ボートレース尼崎という奇跡!
競艇場は全国各地に点在しているのですが、その中でもたこ焼きと縁が深いことで知られている競艇場が尼崎競艇場です。
尼崎競艇場という名から想像できると思いますが、当然ながら兵庫県尼崎にある競艇場。関西地方の方であれば誰もが知っている尼崎センタープール前駅が最寄りであり、駅改札を出たらすぐにアクセスできるというおっちゃん泣かせの場所でもあります。
さて、そんな尼崎競艇場。ボートレース場のエルサレムと呼ばれている住之江競艇場がかなり近いということで、とりあえずそちらを大きなイベントをかぶせないように努力をしているという涙ぐましい話が…。
さらに、住之江競艇場よりもぐっと目立たないことから万人受けするようなフードではなく、玄人が喜ぶような渋いフードが揃えられています。そして…それが、たこ焼きなのです。
●伝説のたこやき!
尼崎競艇場がオープンしたのが1952年。その頃から作り続けられているたこやきが、“多幸焼”という商品。なんと、どこかの業者が金儲けのためにやっているかと思いきや、地元婦人会がつくっているという、まさに“おふくろの味”的なたこ焼きでもあるのです。しかし、ここで注意しなければいけないことがあります。
たこ焼きなのにたこ焼きでないというと、明石焼やエビ、ホタテなどがあるのですが、ここの多幸焼は中にこんにゃくが入っているのです!!
こんにゃくってどういうこと手と思うやなかれ。なんと、おかげさまで一舟100円というイカれた価格で売られており、桜えびの風味もするカリカリ系のたこ焼きとして来場者に大人気なのです。
もちろん、たこ焼きというスタイルでありながら、幸せが多いということで多幸焼。偽物とかそういったことではなく、そもそも完全オリジナル商品なのです。
●売れまくる!
多幸焼がとにかく人気の理由は安いのに旨いから。酒のアテにもなりますし、もちろんご飯としても優秀。さらに100円という金額なので、競艇で賭けるための軍資金に痛みを与えません。結局、閑散期であっても400舟以上を売り上げるというのですから儲けが出ているのかもしれませんね。
さて、そんな多幸焼なのですがオープン当初はタコをしっかりと入れていたようです。つまり、最初は普通のたこ焼きだったのです。
しかし、冷蔵庫が無かったようで食中毒などの心配があり、よくわかりませんがこんにゃくを採用したのだとか。しかし、結果的に金額も安くなりますし、どんどん売れる。
名前もカツ丼的な縁起担ぎ的なテンションがありますし、結果的に最盛期には月に100万円を売り上げるというド級の快挙をなし上げたこともあるそう。一舟100円で100円なんて、まさに万舟券でしょう!
しかも、とんでもないことに人件費と家賃を差し引いた儲けは全て地元へと還元しているということ…。涙しか出ませんよね。全国各地に点在している競艇場らしい、地元を大切にする競艇場の味ということなのでしょうね。
●尼崎競艇場の特徴もついでに…
さて、ついでに尼崎競艇場のスペックなどについても紹介していきましょう。
尼崎競艇場は淡水の水質の人工池。クセが少ないコースといわれているので、比較的レース展開が読みやすい競艇場といえるでしょう。
さらに、イン側がとても有利なコースといわれており、たまには後続選手が差しをしてくるという万舟券を思わせるレース展開もあるということです。
1コースの1着率は56%を超えている超えていることからかなりわかりやすい競艇場。とはいえ、風がとても強い日には荒れることが多いようですので、もし万舟券を狙うのであれば風が強く荒れ模様の日の方がおすすめかもしれません。
ちなみに、優勝戦の1コースの1着率は8割を超えてしまうということなので、堅実なレース展開で勝ちたいという方は優勝戦を狙ってもいいのではないでしょうか。
多幸焼で楽しむ!
坂本は、尼崎競艇場に行ったことがないので実際に食していませんが、もし関西旅行をする予定ができた時は間違いなく、多幸焼をゲットしたいと思っています。
100円ですので、朝昼晩レベルで食べて飲んで、とにかく尼崎競艇場で散財したいなぁ…というのが夢ですね。
ちなみに、おでんが200円だったりするのでほかのフードも激安価格。ちょっと、女の子のことは忘れてオッサン気分で盛り上がるのであれば尼崎競艇場がおすすめです。ぜひ、皆さんも機会があれば多幸焼を楽しんでみてはいかがでしょうか。