世の中にはさまざまな人がいます。

坂本です。近年、最年少〇〇といった言葉がスポーツ界をはじめさまざまな業界で叫ばれていますが、やはり競艇にもありましたね。

それが、野田彩加選手。ちょっとテレビで話題になっていたこともあり、知っている方も多いのではないでしょうか。

さて、そんな野田彩加選手のことを調べていると、競艇におけるさらなる最年少〇〇が生まれそうな予感がしてきたんですよね…。

その奇跡、考えていきたいと思います。

●野田彩加選手とは?

野田彩加選手は、2003年生まれの10代ボートレーサー。

もともと空手のチャンピオンだった選手なのにもかかわらず、なぜかボートレースの道に進み最年少プロとして活躍しています。山口県出身で、さすがにまだB2級。

とはいえ、どんどん成長していけば20代前半でA1かつ賞金女王にまでのぼりつめる能力があることは間違いないでしょう。

●なぜこんなことに?

さて、空手のエリートであった野田彩加選手。おそらく、空手を真剣に続けていたらオリンピックも狙えた可能性があります。

これは本当にスゴいことですし、驚くべきことでしょう。しかし、なぜか小学校4年生の頃に衝撃を受けた経験が彼女の人生を大きく変化させることに。それが、両親と競艇を見に行ってしまったのです。まだまだ小さく幼かった野田彩加選手。

その轟音と格好よさに刺激を受けてしまい、将来は絶対にボートレーサーになると決心したのだそうです。

小学校の時にボートレーサーになるなんて、なかなかぶっ飛んだ発想でしょう。そして、15歳の頃に養成所に入所。

女性180名いる中の最終選考8人に残ったというのですから、かなりシンデレラ感があります。

一応、一度勝っていることもあり勝率は0割ではないところも特徴。野田彩加さんは、競艇のスゴさに刺激を受けたということですね。

●この最年少は?

さて、ここで野田彩加選手のことを深堀りするのは変態なのでスルーさせてください。彼女はスゴい頑張っていますし、応援すべき人間のひとつでしょう。

しかし、まだまだ若いですし調整するところは多いはず。

それを可愛いから…といって下手に持ち上げてしまうのは彼女のためによくありません。あくまで女性レーサーだからといっても男と一緒。ガンガン、走り続けてから追い続けたいと思います。

さて、それはいいんですよ。今回気になったのは、野田彩加さんのそのきっかけ。結局、子どもの頃に受けた影響が自分の夢の達成に繋がっている、ということがよくわかる事例だったのではないでしょうか。

プロ野球も医者も、警察官も、親にそういった人がいないのに目指す人たちは全て外部からの刺激によりそれらの道を覚悟するものです。

と、なると…もしかしたらこんな人もあらわれるかしれませんね。

●最年少競艇オヤジ?

子どもは一人で競艇場に入ることはできません。

親が一緒であれば別ですが、とりあえず多くの場合は親御さんと一緒に遊びにくるといった感覚でしょう。

そんな時、レーサーや運営などに憧れるのではなく、なぜかヤジを飛ばすようなオッサンや見た目ばバグっているオッサンに憧れる小学生もいるのではないでしょうか。

皆がレースを見ている際、そのレーサーたちの激しいバトルに目が奪われることは間違いありません。

しかし、一部の子はそこで“ギャァぁ!いけえ!ゴラぁぁ!ちくしょう、〇〇転覆しろ!こんにゃろー!”と大声でバカヤジを飛ばしているオヤジに憧れるという場合だってあるのです。

“うわ…怖いな…”と思う子どもがほとんどの中、マジでやべえ!こういった大人カッコいい!と思ってしまったら最後、その日から狂ったような日々が始まるでしょうね。

●ビジュアルも!?

夢を持った子どもは、その夢に携わっている大人のファッションなどを真似するようになります。

つまり、ヤジを飛ばすようなオッサンたちのビジュアルを真似るようになるのです。

ボロボロの骨だけの帽子を作り、さらにどっかのノベルティでもらったような薄いウィンドプレーカー。チノパンにダンロップの真っ白い通学靴のようなものを身に付けウロウロします。

誰が見てもオッサン!というかたちの風貌でこっそり競艇場に潜り込み、子どもながらに“このヤロ!毒島!モーターぶっ壊せごらぁ!転覆じゃぁ!”とオヤジにまぎれて叫んでしまうのです。

これを見たオヤジはさぞかしびっくりするものの、“ぼうず!お前、ギャンブル好きか?”と甘い声でささやき汚い場末の飲み屋に連れ去られてしまうでしょう。

何が起こるかわからない

“そんなバカな話はない”と思っている方もいるでしょうが、人間というのはいつどこで刺激を受けるかわかりません。

実際、不道徳な人たちに憧れる人もいるように、競艇場で暴れている小汚いオヤジに憧れる小学生だって多いはずなのです。

坂本は、そんな小学生を見たら笑顔になってしまいますし、これからの未来も安泰だと感じています。当然、こういった人がいないと競艇は食っていけませんからね。

ぜひ、皆さんもお子さまがいたら競艇オヤジに育ててみてはいかがでしょうか。