それは、“なぜか意識が強い人は負ける”というセオリーがあるからです。

競艇でお金を稼ぐためには数多くのテクニックがありますが、それはどれも偶然の産物。愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ的な言葉ありますが、競艇においては双方どちらも意味をなしません。ここでは、競艇に力を入れると負ける理由を紹介していきます。

●勝負に負けるというよりは…

競艇に詳しくなり、勝ちたい!といった思いを持つことは悪いことではありません。

むしろ、ほとんど競艇の知識がないのにむやみにギャンブルをしても負け込むだけであり、余計に負け込むことは間違いないでしょう。

ちょっととんちのような感じですが、ここでいう力を入れる人が負ける理由は、“金銭点にマイナスである”という意味合いの負け込むです。

どういうことなのか詳しく解説していきたいと思います。

●負ける数が多いため収支がマイナス!

競艇で勝ちたいといって力を注ぎ込む人たちのほとんどは、競艇が好きな人です。

いや…競艇が好きというよりは狂うぐらいに好きであり、全ての競艇場の情報をチェックしている人といえます。

そのマニアックぶりと知識量は尊敬に値するのですが、やはり注意しなければいけないのが、競艇は365日どこかで必ず開催されている…というところです。

当たり前ですがマグロが好きな人はマグロがあまり好きではない人と比較して、マグロを食べる回数が増えます。

競艇も同じように好きな人は賭ける回数がどうしても増えてしまうため、散財してしまう数が多いのです。詳しければ勝てるだろう!と、思うものの競艇はそんなに甘いものではありません。

好きであるからこそ冷静さを失い、大負けしてしまう方もいます。

競艇のような不確かなギャンブルは、回数が増えれば増えるほどマイナスです。これが、競艇に力を入れると負ける理由なのです。

●我慢できない

ここでは、負けることを“お金がマイナスになる”と定義します。

さて、基本的に競艇が好きな人はパチンコも好きですし、競馬も好きです。つまり、ギャンブルが全体的に好きということになります。そういった場合、どうしてもお金をギャンブルで増やすといった発想になってしまうため注意が必要。

お金がない、ならギャンブルで増やす。可能性がゼロではないため、どうしてもその誘惑に負けてしまう理由もわかります。

しかし、前述したようにギャンブルは回数が増えれば増えるほどに負けます。

競艇が好きな人は競馬、パチンコにも手を出す上に我慢できないため、結局負け込んでしまうということです。

●金銭感覚がおかしい

競艇好きの中には金銭感覚が狂ってしまう方がいます。

10万円を勝てたとか、100万円を賭けてドブに捨てたとか、とりあえず時給1000円にも満たない薄給労働者がいる裏でそういった感覚になる方が多数存在しているのです。まず、競艇で使える軍資金が30万円あったとします。

狙っていたレースで1万円負けてしまったものの、次のレースで5000円買ったとします。

この時、とりあえずマイナス5000円なのですが、なぜか競艇狂いの人はその5000円を大切に使えません。

帰りに居酒屋にいったり、激安で話題の大人のお店に行って使ってしまいます。

“本来は負けていた金である”といった言い訳から出費を最小限に抑えられず、明らかにおかしな理由で散財し続けてしまうためお金が手元に残らなくなるのです。

●スゴいと言い聞かせてしまう

軍資金が減っていけば、当然ながら少しだけ不安になります。このままだと財布の中身が空っぽになってしまう…と。

しかし、問題なのは一度でも勝っているとか勝負している時の自分をスゴいと勘違いしてしまうことなのです。

さらに、勝手に自分に使命感を感じており、それを達成するためには…ということでどんどん無茶をします。

例えば、20万円を競艇で溶かしているのにもかかわらず、とある日に3万円勝ったとしましょう。

その時点でやめるべきですが、なぜか競艇をする人はそこで“3万円も勝てる自分はスゴい。

やはりこのままうまくいけば負けを取り戻せてしまうかもしれない!”ということで調子に乗ってしまうのです。

もちろん、この3万円でやりくりするのであればまだ褒められますが、間違いなくこの3万円を飲み屋で祝い金として使ってしまいます。

●じわじわ追いつめられる

競艇狂いの危険なところは、短期的に絶望を味わえず、じわじわとそのダメージが蓄積していくところにあります。100戦0勝であれば、明らかに才能がないことが理解できます。

しかし、たまに穴を当てたり、真剣予想した3連単が当たると可能性を見出そうとしてしまうのです。

そのため、こういった妄想と夢時間は簡単に終わることなく、長い人であれば人生の大切な20、30代を無駄に使ってしまうことになるのです。

“俺、ちょっとやり過ぎた”と気づく頃には既に40代後半。能力を磨かなかったことから就職先もなく、残っているのは多額の借金。これが結末なのです。

●負けることを想定しながら楽しむ!

競艇など、ギャンブルで勝ち続けることはほとんど不可能です。

もちろん勝つこともありますが、そこで楽しかった!と、しばらく距離を置くことが重要。

坂本は負け続けていますし、友人にもこういった妄想に取り憑かれてしまっている方がいるのでよくわかります。

今すぐ目を覚まし、競艇はほどほどに楽しむ平凡な人生に軌道修正してみてください!