競艇場で働きたい!そう思って毎日、何らかの求人を探している方も多いかもしれません。
坂本です。さて、毎日競艇にひたっているとふとこんなことを思う時がないでしょうか。
“あれ、俺マジちゃんと仕事もしてないのに、このままだとゴミになる…”と。
そんな時、どうせなら好きなことを仕事にするために競艇の現場を選びたくなるものです。そこでユニークな競艇関連の仕事を見つけました、それが「競艇レースの電子判定機器操作員」。どんな内容なのか確認していきましょう。
●スゴい入口!
競艇レースの電子判定機器操作員を募集しているサイトには、この仕事の詳細が記載されています。
もちろん募集は終了しているのですが、今後も掲載される可能性はあるため頭に入れておいて損はない情報です。
さて、競艇レースの電子判定機器操作員の説明文ですが、普通こういった求人は仕事内容からスタートします。
例えば交通整備員だったら、「駐車場の安全を守るお仕事です!」といった形でスタートするでしょう。
しかし、競艇レースの電子判定機器操作員の説明文の入口はコレ。“西よりやや強い風。場内に響き渡るファンファーレ。”。もはや意味不明。競艇を知らない人にとっては、いきなり呪文からの説明文スタートに戸惑うこと必至です。
さらに、レースの臨場感を煽る文章が続き、ついに「どちらが1着か。肉眼では確認できません」の文字。何がしたいのでしょうか…。
●最後にやっと理解可能!
さて、この謎の文章の最後にやっと競艇レースの電子判定機器操作員の重要性がわかる一文が登場します。
前述した肉眼ではわかりません…という文章から続くのが、“そこで必要となるのがあなたの撮った判定写真”。
スタートとゴールの瞬間を判定機に収める…と記載されているため、やっと競艇レースの電子判定機器操作員の仕事内容が判明するのです。さて、この競艇レースの電子判定機器操作員ですが、あまり聞き慣れない方も多いでしょう。
なんと、全国でもほとんどいない衝撃的なレア仕事であり、業務もさほど難しくないことから多くの募集があるようです。仕事的には、スタートとゴールの瞬間に写真を撮影するだけなのでかなり簡単。
こちらの説明文にも、決して難しくはない…と記載されているため、冒頭で好きを仕事にしたい方にはうってつけの業務といえるでしょう。
しかし、気になるのが最後の一文。ミスは絶対に許されない…。これは…怖過ぎます。
●より具体的に!
競艇レースの電子判定機器操作員の仕事内容は漠然と理解できましたが、そんな写真を撮影するだけのはずがありません。このサイトにはより詳しく競艇レースの電子判定機器操作員の仕事内容が記載されていました。
まず、判定機器の操作です。勤務はまるまる1日で、12レースのスタート・ゴールの判定写真の撮影をおこないます。
そして、とんでもないことに“勝負の一瞬以外の、時間の使い方は自由”という文章。つまり、この一瞬さえ頑張ればあとは遊ぼうが寝ていようが、何だっていいわけです。
まさに職人といえるでしょう。専門知識も必要なく、研修でイチからしっかりと教えるということなので、社会的に負け組となった今、人生をやり直したい方には本当に素晴らしい仕事であることは間違いありません。
しかし…恐ろしいこともやっぱり記載されています。
●怖い!
一瞬だけに手中すればいいと記載されているものの、競艇レースの電子判定機器操作員の仕事は大変重圧がかかるもの。そのため、判定機のメンテナンスは徹底しておこなわなければならないと記載されています。
レースの間に点検、定期的なメンテナンスをしなければならず、怠ることは許されないと記載されているのです。
そして恐ろしいことに、“万が一レース不成立になれば、億単位のお金が…”。
みなまでいうな、わかるよな?という文言です。
12レースいや、年間おこなわれる数百レースの中で1回の失敗も許されない厳し過ぎる世界が、競艇レースの電子判定機器操作員なのです。
●夢はある!
さて、この競艇レースの電子判定機器操作員ですが、募集要項によると35歳までとなっています。
ただし学歴も経験も何ら必要なく、社会人経験さえあれば誰でもイイとのことです。
年収も30歳で422万円が事例、さらに45歳で管理職になれば700万円以上はかたいとのことなので驚きです。
毎月10万円台しか稼ぐことができない、そんなアルバイト生活に終止符をうてる最後のチャンスかもしれません。
さらに、年間休日は120日で賞与年2回(6月・12月 ※2008年度実績:約4ヶ月分)。
家族手当まであるようで、とんでもない最強クラスの休日といえるでしょう。35歳以下の方は、また募集が出るかもしれませんからね。チェックしまくるしかありませんよ。
●夢物語だけどね
しかし、坂本は思います。
仮に失敗した場合、その責任の所在はどこになるのでしょうか。クビで済むのであればいいのですが、仮に賠償金だった場合人生破滅。
やっぱり競艇は賭ける側にいたいですね…。