四国で金をゲットしていい生活を続けたい。
そういった人たちが集う競艇場が、鳴門競艇場です。鳴門というとあの渦を巻いている荒々しい海峡を思い浮かべるかもしれませんが、僕にとってはレーサーたちのアツい戦いばかりが想像されます。
さて、そんな鳴門競艇場。ここで、どんな特徴を持っている競艇場なのか考えていきたいと思います。
今話題の競艇場!
競艇レースの中でも取り分け大きなレースがSGと呼ばれているレースです。
G1選手を勝ち抜いた精鋭たちが集う、競馬でいう日本ダービーや有馬記念レベルのビッグイベントなわけですが、競艇場はこのレースを誘致できるかにかかっているといっても過言ではありません。
例えば、SGレースが数多く開催されている住之江競艇場などは競艇ファンから聖地と呼ばれていますし、SGが開催される競艇場は数多くの競艇ファンが集うので集客アップにも繋がっていくわけです。
そんな中、鳴門競艇場はSGを誘致するために2016年4月に新スタンドを建設。
その甲斐あってか、なんと同年と翌年にSGレースを誘致することに成功し、今もっとも盛り上がりを見せている競艇場として人気を博しているのです。
車で行く?
さて、そんな鳴門競艇場なのですが場所柄車で訪れた方が行きやすい競艇場としても知られています。鳴門駅から一応無料のシャトルバスが出ていますし徳島駅もバスが出ているのですが少し時間がかかってしまうそうです。
駅から手軽に訪れられる競艇場も多いのですが、車で来るファンの方を大切にしているところも鳴門競艇場のユニークなところではないでしょうか。
その証拠に、駐車場にはなんとスーパー銭湯が併設されているので、競艇を見終わった後やその前にひとっ風呂浴びることができる贅沢なシチュエーション。
さらに、海上ステージがあるのでそこでさまざまなイベントが開催されるなど、遊びに来るだけでも十分に楽しめる場所でもあるのです。
驚くべきB級グルメの宝庫
さて、今注目され始めてきている鳴門競艇場。しかし、グルメがしょぼかったら少し拍子抜けしてしまわないでしょうか。
さらに、やけにグルメだけが高いとなってしまうとそれも問題。お金に困った借金まみれのおっちゃんなど、困った人たちも多く出てくるかもしれません。安心してください。
鳴門競艇場は、そういった人たちも優しい価格設定のグルメがたっぷりと揃っており、美味しく楽しく日々を過ごすことができるように設定されているのです。
ワンコインで肉を食らう!
鳴門競艇場の魅力といえば、なんといってもワンコインで美味しい肉が楽しめるところです。ワンコインというのは、500円のこと。100円、50円ではありませんからね。
まぁ、無駄話をしてしまって申し訳ないのですが、とにかく鳴門競艇場は肉を楽しむにはもってこいの場所といえるでしょう。
鳴門競艇場には、肉めし屋という食堂があるのですが、こちらでは豚丼や牛すじ丼、さらにはすき焼き丼が揃えられている豪華なラインナップ。
もちろん、これら全てが500円で楽しむことができるのですから有り難い話です。また、一応鳴門松本と呼ばれているフードコートも存在しており、ここではラーメンやカレーライスを食べることができます。
肉か定番グルメか、そのあたりを気軽に選べるところも鳴門競艇場の魅力のひとつではないでしょうか。
うずしお食堂を忘れるな!
さて、ここから鳴門競艇場の特徴について語っていきたいところですが、うずしお食堂を忘れてはいけません。
鳴門競艇場の中にあるわけではありませんが、この近くにうずしお食堂という場所があり、鳴門名物わかめうどんが超絶人気のメニューとされています。
取り分け、特別な加工や具材が使用されているうどんではないのですが味付けやそのバランス、うどんのコシがクセになる極上の一杯。
競艇場で勝つことができたら、キンキンに冷えたビールとこいつで気分を高めてみたいものですね。
激し過ぎる競艇場
鳴門競艇場は、ファミリー向けの優しい競艇場という印象です。しかし、レーサーにとってはかなり厳しい条件のレース場であることでも知られています。例えば、水質は海水で水面は海。
つまり、かなり潮の流れが激しい時には競争中止になることがあり、それも稀な話ではないのです。
さらに、アウトから膨らんで進入しやすいコーナーになっており、「鳴門の花道」と呼ばれるラインであればどんなコースであっても勝ち目があるということで大荒れすることが多々あります。
1コースの1着率も48%程度と低く、さらにコースが狭いということから内枠が崩れることも多々あるといわれています。
こういった極端に有利なコースがあるわけではない競艇場というところも、SG誘致にこぎつけることができた一因なのかもしれません。
鳴門競艇場はおもしろい!
鳴門競艇場は、本当に予想がおもしろくできる競艇場です。出来レースのようなレースはほとんどなく、荒れた日などレーサーたちの戦争状態。
ぜひ、一度は鳴門競艇場で「鳴門の花道」を見てみたいものですね。