競艇を楽しむためには、競艇の基礎についてしっかりと知識を学んでおく必要があります。

どうも、おはようございます!坂本です。競艇は、その名前の通り艇が競争をするレースであることから、主役は人でありボートです。

そのため、多くの方は人に注目しがちですが、“ボート自体”に着目するのもギャンブルで勝つためには重要となるようです。ここでは、ボートの基礎知識について考えていきましょう。

知っておくと、より競艇が楽しくなりますよ!

競艇のボートは?

皆さんは車に乗車するでしょうか。仕事にしている方もいれば、複雑なエンジンを積んだ外車を乗り回している方なども多いかもしれませんね。

さて、そういった車に乗っている方であれば機械はとても複雑であることをよくご存知だと思います。

きっと、競艇で利用するボートもさぞ複雑な構造になっており、素人には手に終えない超絶メカニックなものだろう…と思い込んでしまうはずです。

もちろん、いろいろ計算され尽くされた機器ですので複雑ではあるのですが、じつは思ったよりもシンプルな構造。

なんと、ブレーキやシートもありません。本当にスピードだけを争うために生まれた、走るためだけのマシンなのです。

ボートはどんなスペック?

では、競艇で利用するボートについてもう少し詳しくチェックしていきましょう。

まず、全長は2.895m。約3mほどの長さです。重量はおよそ120kgですので、レーサーもあまりに体重が重過ぎるとレースが不利になるといわれています。

さらに、ボートでもっとも重要になってくるのが後ろ側に積まれているモーター。要するにエンジンに当たるのですが、それについて詳しくは後述します。

あとは、6色カラーのどれかがボディペイントされており、先端には旗。ほとんどが木製で作られているという特徴があります。

コックピットがかなり狭い構造となっており、人が一人のることが限界という狭さ。余分なものをできるだけ排除した、ミニマムなスタイルが競艇ボートの格好よさといえるでしょう。

モーターについて!

さて、競艇マニアたちが人以上に注目しているのがモーターです。ボートの後ろ側に積まれたむき出しのモーターが、どんな仕事をしてくれるのかでレース展開もかなり変わってくるといわれています。

さて、このモーター。ただ、適当に積まれて全てが同じような働きをするわけではありません。

レーサーにはレース前に使用するモーターが引き当てられ、それを自分で調整しなければいけないというルールがあります。

何も調整する必要がない…ということはないでしょうし、その日のコンディションによってモーターに微妙な調整をかけることで、自分の実力を発揮することができるようです。また、モーターは全てニュートラルで同じスペックというわけではありません。

人間それぞれに個性があるように、モーター自体にも個性がそれぞれ備わっているところが特徴的。

どんなモーターが割り振られるのか。そして、どんなモーターの調整をするのかが鍵になるわけです。

プロペラはどこを調整するの?

では、レーサーたちは具体的にモーターのどんな部分を調整しているのか考えていきましょう。

まず、チェックするのはモーターの最も下部に位置しているプロペラ部分です。ここは、走り自体かなり左右するところであり、かなり調整が難しいといわれているのでベテランが有利かもしれません。

プロペラの何をどうしたらうまいレース展開が望めるのか…。プロペラ調整ができるレーサーは勝ちに近いと考えてもいいかもしれませんね。さて、次にチェックすべきがピストンです。

ピストンはモーターの上部に位置する部分で、出足を良くしたい時に交換されることが多いようです。

出足をよくするのか、これも作戦によるものですのでレースの勘と経験値が必要。ベテランが強い理由は、こういったモーターの操作にも関係しているんですね。

さて、最後はチルトと呼ばれる部位です。ここは、中間下くらいにあるところで、モーターの取り付け角度を調整するかなり繊細な部位です。

こんなところの角度なんて関係無いだろう…と思われている方も多いと思うのですが、これが驚くべきことにかなりレース展開を左右します。しっかりと作戦通り、モーターを調整できるレーサーこそがボートレースの勝者となる…ということになります。

ボートを知ればボートレースが100倍楽しい!

競艇を楽しむためには、まだまだ知っておくべきことが多くあります。

しかし、根本的な基礎を知らないことには、予想サイトや競艇に詳しい有名人たちの言葉に踊らされるばかりです。

例えばモーターひとつとっても、調整の天才的なレーサーがあらわれることも少なくありません。そういった場合、活躍している選手を凌駕する走りを見せてくれることだってあります。

競艇を楽しむためには、まずはボートを知ること。そして、モーターについてしっかりと学んでおくことが重要になってくるのです!