こんにちは、坂本です。競艇のレースを見ていて感じることは、“日々、こんな厳しいレースをトラブルなくこなせるってすごい!”ということです。
もし、自分だったら速攻転覆していますし、ビビって怖くてレースなんかまともにできないでしょう。荒天に日なんて尚更ですよね!しかし、競艇の選手たちは違います。
真っすぐに走っているのです。なぜ、そんなことができるのか…。じつは、彼ら彼女らはボートレーサーになるための厳しい訓練を乗り越えてきたのです!
ボートレーサー養成所
ボートレーサーになりたい、と思っていきなり舟に乗り込むことはできません。
つまり、坂本がアルバイトのように何となく面接を受けて研修がてらレース本番で暴走!というわけにはいかない…ということです。
では、どうすればいいのか。じつは、ボートレーサーとなるには「ボートレーサー養成所」で特訓し、見事卒業することが義務づけられているのです。「ボートレーサー養成所」では、真っ白いまさに作業着風の服を着用し、全寮制で徹底的にボートレースの基礎を叩き込まれます。
1年間という短い期間ではありますが、まさにロボットのようにレーサーとしての基礎を叩き込み、未来のヒーローレーサーへと羽ばたいていくわけです。
15歳という若さで入寮可能!
さて、「ボートレーサー養成所」に入りたい…と思っている方も少なからずいるでしょう。まぁ、稀かもしれませんが、ボートレーサーとして活躍したら億を稼ぐプレイヤーも夢ではありません。
じつは「ボートレーサー養成所」。応募資格が15歳以上30歳未満と定められている、15歳から未来を見据えることができるという珍しい競技です。
公式にも、「15歳未経験から目指せるプロアスリート、なんて他にあるか?」ということが謳われているほど、かなり変わった競技として注目を集めているようです。
また、175cm以下ということで、競馬に比べると大き過ぎず…ということであればこの養成所には入ることができるところもユルい規定。
両眼とも裸眼で0.8以上、強度の色弱でないことなど、やはり普通にレースができるようなレベルは求められるものの、それでもかなりチャンスと夢がある競技であることがわかりますね。
みっちり特訓!
さて、「ボートレーサー養成所」に入寮したいと思っているアナタ。一体、彼らはどういった一日を過ごしているのか気になるところでしょう。
30歳未満ということですので、社会人だった人たちがこの場で修行している姿も見られます。しかし、10代から社会人経験のある20代後半まで、特に忖度なく皆同じ工程を歩むところが「ボートレーサー養成所」らしい厳しさを感じますね。
さて、「ボートレーサー養成所」の一日をちょっとみていきましょう。
朝は6時からスタート!
「ボートレーサー養成所」の一日は6時という朝っぱらからスタートします。健全な体を作るためには、早寝早起きはテッパンですので、このくらい厳しいくらいがちょうどいいですね。
六時十分に日朝点呼、そして六時半には掃除が始まります。1時間、身の回りをしっかりと整理してから朝食の時間です。
朝ご飯を食べ終わったら七時五十分に国旗掲上。日本の日の丸とボートレース協会的な旗をしっかりと掲げます。いつもの朝がやってきた!という雰囲気になるのではないでしょうか。そして、本題は八時から、ここから課業がスタートします。
ボートレースの起訴から実地訓練、さらにはモーターの調節や練習レースなどが行なわれると思われます。さぁ、ここからが折り返しです。
「ボートレーサー養成所」の一日の後半
昼食は正午。仲間たちとしっかりとご飯を食べてパワーを養い十三時から午後の課業がスタートします。日によって違うでしょうが、ホームページを見る限りはスタートの練習やしっかりと本番を想定した課題が取り組まれているようです。毎日のこういった積み重ねが大切なのですね。
国旗降下
十六時五十五分に国旗降下で、課題は終了です。
お疲れさま、といって間もなく十七時にはもう夕飯です。ちょっと早いような気がするのですが、それでも彼らはきっとお腹がぺこぺこです。ガッツリと愉しみながらご飯を食べるのでしょう。
さて、そこから自由に暴走できるか…というとそうではありません。十七時四十五分にはなんと自習。ご飯を食べ後、今日の振り返りなどを自習室で各自が勉強することになります。皆、真面目に頑張っているので一人だけサボるわけにはいきません。残念がら、ガッツリと努力です。
して、十九時。お待ちかねの自由時間。この間に、入浴も済ませてのんびりと自分時間を過ごします。
しかし、終わっていることに二十一時に掃除があり、その30分後には日夕点呼。そして、二十二時に消灯です。自由時間、少なくね…。
ここまでやるから勝てる!
「ボートレーサー養成所」は、1年間という短い間ではありますが、だからこそみっちりと訓練を積んでいるという印象です。
さらに、皆坊主頭ですので雑念を捨て、ボートレースのことだけに取り組む日々を過ごす…という意味合いもあるのでしょう。
どうしようもないクソ息子をもしかしたら「ボートレーサー養成所」に入れる親もいるかもしれません。田舎で万引きと後輩を虐めることだけが取り柄だったゴミが、「ボートレーサー養成所」によって見事に更正する可能性は大です。厳しい中、努力を続けている彼ら。
我々は、彼らの努力に心から賞讃の声をあげます。頑張れ!未来のボートレーサーたち!