山口県といえば、ふぐ。
というくだりを別の競艇場の紹介でもお伝えしましたが、もうちょっと具体的な話をすれば、山口県“下関”といえばの「ふぐ」であることはいうまでもありません。さて、そんな下関には競艇ファンたちに愛されている伝説の競艇場があります。
それが、下関競艇場です。ベテラン勢が勝つことが多い…といわれているこの場所ですが、一体どのような魅力が潜んでいるのでしょうか。
ここでは、下関競艇場の魅力について考えていきます!
●じつは超有名!?
坂本は都内に住んでいるため、関西以西についてあまり知りません。
特に競艇場は頻繁に訪れることはできないので、いつかは行ってみたいと情報ばかりを集めている日々といった感じです。
さて、そんな中での下関競艇場。正直、競艇にハマるまでは存在すら知らなかったのですが、どうやら地元の人たちにとっては超有名スポットであり、知らぬ者はいない…というレベルなのだそうです。
それもそのはず、下関競艇場はローカルテレビ局でめちゃくちゃ放送されているようで、山口県内の方だけでなく福岡の方も下関競艇場に遊びにくることが多いようです。
しかし、下関競艇場の周辺は工業自体。ザ・オッサンのための競艇場という感じですので、同じ県内にある徳山競艇場とは大きな違いといった感じです。しかし、こんなおもしろポイントもあるので要チェックです。
●ナイター専用!
じつは、下関競艇場はナイター専用の競艇場。
日中は忙しくてなかなか競艇で遊べない競艇ファンはもちろん、さまざまな柵があって競艇に手を出せない方であっても、夜であれば自由に楽しむことができるはずです。
さらに、下関競艇場はJR長府駅より徒歩3分というあり得ないほどの好立地もウリであり、乗車証明書とe~ほっ!カードを持参することでマックス970円まで競艇場窓口でチャージが可能という謎のサービスを打ち出しているのです。
さらに、周辺にはこれといった名物的な場所がないことからも、ホテルと提携するなど競艇のためだけのツアーが組まれてるところも特徴的。
フリードリンク付きロイヤル席があったり、指定席があったり、競艇をガチで楽しみたいという方向けの無骨な競艇場が、下関競艇場なのです。
●下関競艇場には地味グルメがあるぞ!
さて、地味なイメージが強過ぎる下関競艇場。競艇場内のグルメおいても、何か超派手!というイメージのものはなく、比較的地味目な感じです。
とはいえ、坂本はたまにこんなことを考えます。「競艇をしにきているのに、なぜ僕はあちこち食堂で食べ歩いているのだろうか…」ということです。
そして、勝ちもできないのに食べまくって散財し、競艇場にいってより貧乏になるという負のループを体験しまくっているのはおかしいと思うんですよね。しかし、誘惑が目の前にあるわけですから簡単にはその誘惑を断ち切れません…。
しかし、そこのところを下関競艇場はよくわかっているようで、足を踏み外すことなく競艇らしい世界観を僕たちに見せてくれる地味グルメが満載なのです。
●例えばこんな食い物!
下関競艇場には、フードコート風のマリンカフェという場所があります。
めちゃくちゃ手作り感に溢れている地味過ぎるフードコートで、観光客のこない古びたスーパーの一画感が凄まじく漂っています。しかし、ここに競艇ファンであれば知らぬ者はいない、衝撃的な名物があるのです。
それが、「くじらロール」。見た目はホットドッグや焼そばパン、コロッケパンの“それ”に似ているのですが、中心に挟まれているのは何とくじらのカツ。
ちょっと古い年代の方であれば、給食の時にくじらが供されたことを覚えているかもしれませんが、まさにあの感じ。ほかに例えようのない、独特のあの風味と食感は坂本も愛するところです。
また、マニアックな人はマリンカフェのおでんも気になっているよう。関西ではありますがしっかりと濃いめの出汁で煮込んでいるようで、牛すじにはんぺん、厚揚げなどしっかりと味がしゅんでいるということで絶品です。
競艇レースの合間にビールとおでんで次レースの予想…なんて、まさに競艇に生きるオッサンぽくってオシャレではないでしょうか。
そのほか、ホットケーキやフライドポテト、天串などいろいろなグルメがあります。一応、坂本おすすめはちくわ(50円)。
片手にちくわ、片手に缶ビールというスタイルでリアル競艇を観戦すれば勝負師以外何ものでもないビジュアルになれるはずです。ちょっと、貧乏臭過ぎますか?
●下関競艇場の特徴とは?
さて、下関競艇場にはどんな特徴があるのか考えていきましょう。
まず、徳山競艇場と一緒で水質は海水です。工業団地の埋立地の内側に位置していることも関係してか、横風の影響をモロに受けることで知られておりスタートが難しいコースといわれています。
干潮や満潮の影響を受けやすいとはいえ、基本的にはベテラン勢や実力の高い選手が有利だといわれています。
コースの1着率も高いことから、ここは固いレース展開で勝負した方がよさそうですね。そもそも、18時以降になると1コースの1着率は65%に跳ね上がるそうですからね。
これは、もう実力主義の競艇場といっても過言ではないでしょう。
●下関競艇場で男を磨け!
坂本は、どちらかというとチャラチャラしている方です。しかし、たまに思います。「男の中の男として活躍したい」と。
そういった思いを持っている方は、もしかしたら下関競艇場で勝負を続けるという選択肢がいいかもしれません。なんと言っても、下関競艇場は華やかさがゼロですからね。
だからこそ、冷たい海風に吹かれながら勝負し続けるのです。男が憧れる男。それが、下関競艇場の鬼なのです。