坂本です。競艇は、会場や舟、さらにはレースを開催する主催者がいないとどうにもなりませんが、やはり主役はレーサー。

映画の舞台とスタッフは勢揃いしていても役者がいなければ作品にはなりませんよね。やはり、我々ファンはボートレーサーの人間性や技、そして輝きに心惹かれるからこそ、競艇を見続けてしまうわけです。

さて、そんなボートレーサー。私たちが思っているほど楽な仕事ではないようです。その実情について、ちょっとだけ探ってみたいと思います。

●命の危険と隣り合わせ

ボートーレーサーは、億を稼ぐ方もいれば、1000万円前後を安定して稼ぐ人もいるなど、なかなか高収入で夢のある仕事ということで知られています。

坂本は貧乏人ですので、ボートレーサーに憧れてしまうところですが無理だなぁ…と思いますね。そもそも、あのスピードでほかの舟と勝負するわけですから一瞬の気のゆるみも許されません。

本当はあってはいけないことなのですが、転覆した選手の後ろから思い切りほかの舟が突っ込んできて…という事件は毎年のように起こっています。高収入であることは間違いないのですが、命がけとなれば話は別。やはり、ボートレーサーは大変なんですね。

●めっちゃ寒いと思う

さて、これはマジでどうでもいい坂本の発想なのですが、冬場とか春先、秋の深まりの時期ってめっちゃ寒いと思うんですよ。海の近くに住まれている方であればわかると思いますが、あの吹きさらしの中で遊ぼうとは思いませんよね?

雪が降りしきる山奥というのもイヤですが、あの海沿いの強烈な寒さというのは応えられません…。競艇は、全国24カ所存在していますが365日どこかの競艇場でレースが開催されています。

マイナス気温になろうが超絶荒天にでもならない限りレースは開催。スーツを着ているのである程度は寒さを凌げているでしょうし、緊張でそれどころではないでしょうが、厳しさは間違いありません。

テレビなどで見ている分にはいいですが、現地にいてあの凍えるような寒さの中でのレースはイヤですね…。さらに、その中で勝たなければいけないわけですから地獄の所行!本当に冬場のボートレーサーには頭が上がりませんね。

●レーサーになれるのはひとにぎり!

ボートレーサーの選手名鑑などをチェックすると、知らないボートレーサーなども多くいるため、“なる分にはめっちゃ簡単なのか?”と思ってしまいがちです。

しかし、じつはボートレーサーになるだけでも相当大変なことで知られています。

そもそも、ボートレーサーになるためには1年間にボートレーサー養成所に通う必要があり、そこでみっちりと鍛えられて合格点が出ない限りは本番のレースに出ることはできません。

さらに、15歳から30歳という独特の年齢制限が設けられていることもあり、ある一定の年齢を超えた人はレーサーになる資格さえないわけです。

もちろん、ボートレーサー養成所の規律は厳しく、朝6時から消灯までほとんど競艇づくし。競艇ファンであっても、1週間同じメニューをこなしたら具合が悪くなることでしょう。

●レース開催中は禁欲生活!

また、プロになってもその厳しさは変わりません。

競艇は、特別なレースを除いて数日間の勝ち抜き戦のようなかたちで行なわれます。そのレースに出ている選手たちは、基本的には寮のようなところで一日を過ごします。

レース中、何か事故があったり、不正があったりしてはいけないので厳しく管理されます。食事なども定められており、アルコールは禁止。売店でお菓子を購入することは許されているようですが、とにかくプロになっても厳しい生活はこれといって大きく変わりは無い、というのが現実だそうです。

さらに、ここで注目したいのが視力。視力が悪くなったりした場合、引退勧告を受けることもあるようです。

いや、本当に人間たちの戦いですからね。体が資本とはよくいったものです。酒をガブガブ飲みながら焼き鳥をほおばり、大穴を狙って叫んでいる我々を尻目に、厳しい生活を知られてるのです。

●フライングが厳しい!

さて、ボートレーサーは大変厳しい中でレースを行なっている…ということがよくわかったと思いますが、レースに出てガムシャラに走ればよい…というわけでもないところが大変です。

競艇ファンであれば誰もが知っていると思いますが、競艇で重要な位置を占めているのがスタートです。1秒以内のレベルでの競り合いで、フライングや遅れてしまった場合はペナルティが課せられ、場合によっては出場停止、訓練所で再訓練を命じられることもあります。

おもしろいといってはいけませんが、あえてわざとフライングをして出場停止なり、旅行にいく…なんてレーサーもいるとかいないとか…。まぁ、そのあたりは不明ですけどね。

●リスペクト!

競艇というと、ただ勝つか負けるかを考えがちですが、レーサーたちの努力はちょっと我々素人には想像がつかないものです。いっつも思うのですが、マジで彼ら彼女らにはリスペクとの気持ちがあります。頑張れ、ボートレーサー!!