競艇が近頃人気になってきているとよく耳にします。

競艇ファン、特に若い世代を増やしたいと思っている坂本にとってはとても喜ばしい傾向です。さて、そんな競艇ですが「競艇=古」ということで、近頃ではボートレースという呼び名が一般的になっているようです。

たしかに競艇というとオッサン感がありますが、ボートレースというとかっこいい雰囲気ですもんね。今回、ここではボートレースが人気になってきた理由について考えます。

●勝ちやすいからではない?

ボートレースが人気になってきた理由にひとつですが、やはり勝ちやすいから…という意見も少なくありません。

競馬に比べると毎回6艇しか出ないですし、操作しているのは人間。また、全国に競艇場が24カ所もあることを鑑みると人気が出てもおかしくはない、という意見もうなづけるところです。

しかし、ボートレースは勝ちやすいから…が人気の秘密でもないような気がしてなりません。そもそも、6艇しか出ないということで、“勝ちやすい!”という意見はかなり昔から言われていることですよね。

さらに、1号艇が5割近くの確率でトップになる…ということも昔から多くのボートレースサイトや本、さらにはユーチューブでも言われ続けてきています。つまり、今更にその勝ちやすい理論が急激に広がったわけではない、ということです。

また、ボートレースはたしかにほかのギャンブルに比べて勝ちやすいのですが、それをメインで叫んでいる若者(競艇初心者)はいないようです。

●やっぱりあの男か!?

となると、誰がこの競艇人気を支えているのか…という疑問にブチ当たります。

まぁ、答えはもう出ていますね。そうです、田中圭君です。坂本は男ですが、田中圭君が大好きです。その理由はシンプルで、ああいった友達がいたら毎日とっても楽しいだろうな…と思えるからです。

田中圭君は、人気ドラマ「おっさんずラブ」でブレイクを果たしていますが、個人的には日本テレビで放映されていた「あなたの番です」の方がインパクトがあるような気がします。2クール続けて前編、後編という形で放映されてた異例のドラマであり、考察合戦などが繰り広げられるなど社会現象になったドラマでもありました。

結果は、元乃木坂48の大根以下の演技力を持つ女のせいで台無しになったものの、そのドラマの過程を考えたら大変楽しめたような気がします。さて、そんな田中圭君。なぜ、ボートレースと関係があるのか…それは、まさしくあのCMです。

●ボートレース感がほとんどない

CM今の競艇人気を支えているのは間違いなく、あのCMです。

CMというのは、コマーシャルということでさほど関係ないように感じますが、CMを打つか打たないかでその企業商品の売上が大きく変わります。例えば、“ミルキーはママの味〜♪”というCMのアレ。

もし、テレビで放映されていなかったら誰も知らないことでしょう。店鋪のポップでその名を出していても誰も気がつくこともないでしょうし、ポップだけで販売したとして今の時代だったら“ママの味=母乳=変態おやじが買いあさる=不謹慎”ということで販売停止になっていたかもしれません。

やはり、CMの内容の前後の物語が出ることにより商品が爆発的に売れ、その企業が大きく成長していくわけです。ボートレースもまさにその状況になりました。

若者というか、女性に大変人気の高い渡辺直美をなぞの女神に仕立て上げたことで周囲の爆乳水着美女たちがかすみ、エロティック感がなくなります。つまり、ワンピースのように子どもでも取っ付きやすいCMとなりました。さらに、彼女たちが主役として持ち上げるのが今回の主役である田中圭君。新人ボートレーサーとして成長&奮闘をしていく裏テーマが用意されており、それを女神たちが見守る…というテイは大変ヒットしたものです。

●物語性に引き込まれたか?

さらに、このボートレースのCM。最初は、あの体ものまね&クリエイターズファイルで名をあげた秋山率いる「ロバート」が出演していました。

最終的には、モンキーターンを取材する競艇メディアに扮していましたが、彼らのインパクトもCMのストーリーを盛り上げます。そして、今。新しく、新人のボートレーサーが入ってきたところに田中圭君とバチバチのバトル。

なぜか、レーサー仲間にずんの飯尾さんが入ったりと、物語が半端なく急展開を迎え出したのです。これ、まさしく運営側の戦略勝ちとしか言いようがありません。競馬の方でも松坂君とか土屋太鳳ちゃんを出していますが比にならないインパクト。

ボートレースの大勝利といっていい、完璧なCM戦略となったのです。

●人気の証拠

“でも結局は人なんて来ないんでしょう?”と、思われる方もいると思います。確かに、CMが人気であっても人が来なければただの大暴走です。

しかし、やはり田中圭君。その影響力は競艇場にも及びました。岡山倉敷にある「ボートレース児島」。

競艇ファンであれば誰もが知る有名な競艇場ですが、そこに昨年末頃に田中圭君が襲来!

もちろん、この場所だけでなくさまざまな場所でイベントを行なっているのですが田中圭君人気が加熱し過ぎてしまい、大変なことになったと話題になりました。

なんと当日、整理券が450枚用意されていたようですが、それをはるかに上回ってしまう大量の人たちで会場が溢れてしまい大パニック。

車の渋滞もヤバかったそうで、なんと深夜の時点で数百人が殺到したともいわれています。当然、警察が出動する騒ぎになってしまったそうで、大変な事態となってしまったと報じられています。

もちろん、これは運営側とファンたちの間の相違があったり、普段競艇場に来ない方々がやってきたことによるズレだったと思うのですが、半端ない影響力です。

仮に、ほとんどの方が田中圭君目当てだったと思いますが、そのうちの10人くらいが競艇に興味を持ってくれたらすごいことです。若い女性ですよね、きっと。拡散力が違いますからね、今の子たちは、田中圭君、恐るべしなわけです。

●田中圭君!競艇を広めてくれ!

田中圭君の力は、我々のようなボートレース大好き人間はどんどん使った方がよいと思っています。

中には、“バーロ!有名人なんか使って人気を出そうなんて、にわかが増えるだけで逆に迷惑じゃ!異常オッズが出たらどうすんじゃい!クソがぁぁ!”という方もいるでしょう。気持ちはわかります。しかし、シンプルにイケメンに嫉妬しているだけであり、大変みっともないと僕は思うんです。

そもそも、あんたの顔くっそバグってますよ?

と、1000人くらいから言われた方がよいのではないでしょうか?

まぁ、いいでしょう。そういうことではなく、たくさんの方々が競艇で盛り上がれば犯罪も減りますし、引きこもりも減りますし、そこで出会いが生まれて日本男児&女児が生まれるかもしれないではないですか。

競艇は、気が狂ったおじさんたちのために国がお金を出して運営しているわけではありません。

みんなのものです。公共のギャンブルなのです。楽しい、嬉しい、気持ちいい!今後、ボートレースがこのように若者たちの脳裏に刻まれてくれたらこれ以上嬉しいことはありませんね!