呪われた五輪。

麻生副大臣のコメントが以前、やり玉にあがっていましたが、坂本はあれを聞いてこんなことを思い出してしまいました。それが、「呪われた児島テレポイント倶楽部杯」。

これが何だかわかる方は相当の競艇狂です。別にレースが荒れたとか、けが人が続出したとか、違反があったとか…そういったことではありません。なんと、出走選手たちの集団食中毒があった伝説のレースだったのです…。一体、この日何が起こったのかお伝えしましょう。

●伝説が起こった児島テレポイント倶楽部杯

児島テレポイント倶楽部杯は、児島競艇場で開催されている一般戦です。

とりあえず目立つようなレースではないのですが、岡山支部を応援されている方々には馴染みのあるレースではないでしょうか。さて、そんな児島テレポイント倶楽部杯。2018年に開催されたものの、4日目にしてまさかの中止。

このレースを楽しみにして児島競艇場を訪れたファンたちはさぞかし悲しく、悔しかったのではないでしょうか。しかし、食中毒といっても一人や二人であれば続行されるはず。

まぁ、危なかったね…で済むのですが、今回は集団感染。かなりの数の人たちが食中毒にやられてしまったようです…。

●職員まで罹患するという悲劇!

今回、児島ボートレースで集団感染が起こった理由は選手たちがレース開催中に潜んでいる…あの宿舎の夕食です。

そもそも、ボートレーサーはレースが開催されている数日間だけは寮のようなところに隔離され、そこでアルコールなしの真面目な生活を強いられます。

当然、外部の人間との連絡も取ることはできませんし、八百長目的で近づいてくる輩なども接触不可能。つまり、完璧にレーサーを隔離することで清廉潔白なレース展開を楽しめるわけですね。

しかし、それが裏目に出てしまったのが今回の事件。事件の概要ですが、まず3日目の食事の後にレーサー20名が嘔吐や下痢などの症状が出てしまい救急車で搬送。さらに、1名は緊急入院。

その中には、モーターボート競走会児島支部の職員が1名混ざっていた…というのですから大変です。職員もついてませんね…。というか、職員も一緒にいるんですね、宿舎に。

最初は14名と言われていたのですが、結果的に20名に。当然、翌日もレースだったわけで20名も出れなくなればレース再開は不可能。まさに坂本が冒頭でお伝えした、「呪われた児島テレポイント倶楽部杯」になってしまったわけです。

●何が要因だったのかが鍵!

さて、坂本が気になってしまうのは集団感染を起こしたレーサーたちは一体、何を食べたのか…。

まず、あまり言いたくはないので○で隠しますが、児島競艇場の宿舎で当時、食事を提供していたのは「魚○総本○」という企業だったようです。大阪に本社を構えている会社だそうですが、岡山にも支社がある…ということで仕出し的なかたちで食事をつくっていたのでしょう。

実際、お詫びの文章も提出されているので名前を隠す必要はありませんが、まぁこればかりは…といった感じです。さて、当時なぜ集団感染が起こったのか。

まず、当時出されていたメニューですが、サワラの刺身&イワシの蒲焼き&ハンバーグなどだったようです。というか、レーサーの食事はいろいろな種類があって楽しいですねw

まぁ、岡山といえばサワラの刺身ですよね。とっても有名ですが、それが怪しいかもしれません。そもそも、サワラは刺身で食べることが珍しいという魚ですし、それだけに足が早いと考えられます。

また、イワシの蒲焼きもしっかりと火を入れていなかった可能性が…。まぁ、これは不運としか言いようがない結果です。

●ちょっと危ない業者だった?

さて、「魚○総本○」。

この会社ですが、日々真面目に取り組んで仕事をしていることは間違いないでしょう。

そもそも、食品を扱う業者というのは真面目さが取り柄ですし、食中毒という部分がもっともデリケートになる部分。当日だって、きっと念入りに気をつけながら食事を提供していたはずです。

しかし…どうやら、「魚○総本○」という場所は過去にもいくつか食中毒事件を起こしている、“前科持ち”の業者だったそうです。滋賀・野洲市の障害者施設ではノロウイルス検出、さらに奈良県では園児と職員合わせて65人がヒスタミンにかかる事件を起こすなど、なかなかやらかしてくれている会社でもあったのです。

生ものを提供する場合、お店のように個人にその場で出すのであればいいのですが、いつ誰がどんな量を食べるかわからないシチュエーションの場合、事故が起こりやすくなってしまう…というのはうなづけるところです。

あれ以来、児島競艇場での食中毒の集団感染について聞きませんが、「魚○総本○」さんは扱わないようにしているのかもしれません。

●競艇飯には注意すべき?

さて、これは本当に不慮の事故。

しかし、しっかりと確認することを怠らなければ起こらなかった事例でもあります。我々はレーサーではありませんので、どこまで気をつけるべきかあれ…ですが、とにかく競艇飯は注意しなくてもいいでしょう。

心と愛情を込めて業者の方が作ってくれているのですから、きっと大丈夫。さらに、揚物などが多いですしビールのアルコールで消毒だ!ww

すみません、調子のりました。とにかく、レーサーには安心して食べられるものを提供していただきたいですね。