オネエタレントがテレビ界を席巻しています。マツコさんはもちろん、ミッツ、松村、植松、IKKOなど挙げていけば枚挙に暇がありません。それだけ今、オネエのような強烈なキャラクターが世の中的に求められているのでしょうね。

さて、昔懐かしのKABAちゃんというオネエがいましたが今は工事が終了しガチ女へ。昔は坂本もよくテレビで見ていたものです。

さて、我々競艇好きの中での、“カバちゃん”と言えばあの人しかいません。そうです、椛島健一さんです!

●誰が驚くその実況!

児島競艇場と検索すると必ずでてくるのが実況という文言。たしかに競艇の実況というのは独特な雰囲気があるため、多くの人たちがそれを耳にしてはまねをしています。

しかし、一部素人には到底真似することができないハイクオリティな実況をされる方がいるんです。それが、児島競艇場のレジェンド椛島健一さんです。

かばしま…と読むそうですが、このオジさんがイカレてしまっていることで話題なのです!競艇ファンであれば知らぬ者はいない、この超絶レジェンド。一体、どういった意味合いで有名なのでしょうか。

●暴走実況!

恐らく、彼がこうだああだ…というよりも動画などを見ていただけるのが一番早いと思います。

レースによってテンションは多少違うのですが、渋くドスの聞いた声で実況を始め、どんどんエスカートしていき最終的にはぶっ壊れるほどの叫び出す!というかたちのスタイルをベースとしています。そもそも、ぶっ壊れる…というのがどういったことが不明ですが、まぁ…うぉぉぉぉ!

という感じですよね。通常、競艇の実況はそれなり白熱するものですが壊れる必要はどこにもありません。ただ、淡々とレース結果をじっくりと実況するだけ。こういったテクニックが求められるはずです。

しかし、椛島健一さんは違います。SGレースなどの優勝戦などでおもしろい展開になると、確実にぶっ壊れます。崩壊ということが正しいかもしれませんね。素人さんでこれを真似できる、そんな人はなかなかいないと思います。

●スタイルも独特だった…

さて、ボートレースのユーチューブ番組があるのですが、ますだおかだの増田さんがボートレース好きということで、彼が椛島健一さんにインタビューをした動画があります。実際に、椛島健一さんがレースの実況をしているところにお邪魔し、仕事風景を見せてもらおう…というテイの企画で行なわれていました。

皆さんは実況というとどういったスタイルで行なわれていると思いますか?野球やサッカーなどの実況風景を見ることが多いですが、あれは普通に実況席に解説者と並んで行儀よく座っているような感じですよね。

なので、椛島健一さんもそんな感じかなぁ…と思いきやなぜか椅子はありません。立ちながら、そして体を縦横無尽に動かしながら実況しているではありませんか…!

まさに全身全霊とはこのことで、体中で暴れてあの実況をこなしていたのです。これには増田さんも感動。いや、プロはやっぱり違うなぁという感じでしたね。

●もっとすごいのが雰囲気!

椛島健一さんはすごいなぁ…で普通の方は終わってしまうと思うんですよね、この動画を見ると。しかし、坂本のチェックはそれで終わることはありません。

まず、実況ルームといいながらも普通に児島競艇場の事務所と繋がっており、その一画で行なわれています。さらに、ブースなどが壁で仕切られているわけではありませんからね。

要するに、事務所があったら仕切り無しでその奥側に放送用の機器が揃えられており、そこで実況をしているという感じです。取材日も、ほかの社員が一人なんか別の仕事をしていたのですが、彼らは椛島健一さんの実況をぴくりとも笑うことなく日常的な業務をこなしているだけ…。

そして、椛島健一さんも別にすごかっただろう!?という感じで周囲を見渡すこともなく、終わった後は終始冷静。放送レバーを切り、“ってな感じですかね”という雰囲気の冷静さ。

また、次のレースに向けてもくもくとデータを集めてレースが始まったらまた暴走開始。そんなことを、日々やっているのですから凄すぎます。

●児島競艇場の新入社員になってみたい

もし、椛島健一さんについて知らない、競艇についてもとくに詳しくない…という方が社員で入ってきた時を想像すると面白くてたまりません。短大か何かを卒業する際、知り合いのおじさんのすすめで児島競艇場に入社。

事務員として出勤し、もくもくと資料を打ち込んでいる時に30分に一回くらい遠くで変なオッサンが叫びながら実況を行い、終わったらシーン…と静まり返る。“この職場…ヤバくね!?”と絶対に思うはずです。

しかし、後々椛島健一さんがどれだけのレジェンドか知ることになり、彼と一緒の職場にいることを誇りに感じてしまうはずです。

いやぁ、坂本はもし生まれ変わったとしたら椛島健一さんがいる児島競艇場に就職したいですね。毎日、あの騒ぎを聞いていたら疲れそうですがストレスがなくなりそう。

自分も、レースが開催されていない時にモノマネとして一度やらせてもらいたいくらいです。きっと、ひょうきんな従業員はそういった遊びをしたり、忘年会ではやっているんでしょうが…。児島競艇場に勤めたい!!!そんな坂本の夢を誰か叶えてください!