競艇にはいろいろと伝説が残されているようで、おもしろおかしくそれを取り上げているブログも少なくありません。

そういえば、違法なレース展開をしてオッズを狂わせた…ということでクビになっていたレーサーもいましたよね。今となっては…ですが、まぁ競艇にはいろいろとドラマが起こる、というところにしておきましょう。

さて、今回坂本が見つけてきたのが唐津競艇場で起こった史上最低のG1レースというネタ。一体、何なのでしょか?

●宮地元輝を有名にした伝説のレース!

宮地元輝レーサーについて知っている方はもちろん多いでしょう。

めちゃくちゃ目立っている選手ではありませんが、それでもG1レースなどには何度も参加していることからファンの中では信頼の高いレーサーの一人といえます。さて、そんな宮地元輝レーサー。

取り分け特別な顔つきでもなく、ふっつうの青年という感じですが競艇ファン…とくに唐津競艇場が好きな方には有名人のひとりとしてカウントされています。

その理由が、2018年4月に開催されたG1「全日本王者決定戦(開設65周年記念)」の優勝戦で発生した、奇跡の前づけです。

●史上最低といわれている前づけ

G1レースの優勝戦に出れる…というのはレーサーとしてもすごいことですよね。坂本は、それだけでも感動してしまいます。

さて、同レースで宮地元輝レーサーは6コース。要するに、6号艇でのスタートとなります。

スタート展示同様、前づけに動いていたのですが、1号艇だった前元選手が宮地元輝レーサーの動きをチェックしながらレースを展開したため抵抗。なぜかよくわかりませんが、1号艇の前山レーサーと宮地元輝レーサーに待機行動違反が取られてしまったのです。

さらに、スタートのタイミングが狂ったこの二人は安定のフライング失格!

さらに、宮地元輝レーサーに関しては0.5というG1レースではあり得ない非常識なフライングとなってしまったようで、一躍“ヤバいヤツ”というレッテルが宮地元輝レーサーに貼られることになったのです。

調べてみると、この時の唐津競艇場の返還金額は、3億5474万5400万円。返還率が90%近くになるという、全く意味の分からない伝説のG1レースとなってしまったのです。

●坂本的伝説は、岡崎恭裕レーサー

とんだ前づけ事件で大変なことになってしまった同レース。これは、唐津に来ていたお客さんもさぞかし怒ったことでしょう!しかし、レース自体は中止になっていないので優勝者が決まります。 当時、優勝したのは岡崎恭裕レーサー。さらに、優勝戦の前日もフライングがあったことで勝ち残れたという強運の持ち主であり、坂本的にはそっちの方が伝説的な気がしますね。

まぁ、G1レースとなると賞金も違いますし、このG1レースはオーシャンカップの出場権などにも関係していたので力んでしまったのでしょう。競艇は面白いですね。いろいろな伝説があり過ぎですよ!