こんにちわ、坂本です。

とにかく競艇に関係することをムダにダラダラとお伝えしているわけですが、競艇が好きな方はレースの結果云々より、ボートレースの内側のニュースに興味がある方が多いような気がします。

どの選手が何をした、モーターのチルトの角度、その競艇場のグルメなど…ギャンブルの範囲を超えたところに人気が集まるところが魅力ですよね。

さて、そんな競艇。近頃、いろいろあって反省気味です。どうしてしまったのでしょうか?

●公式HPで大反省中

さて、ちょいとばかり古い話なってしまうので申し訳ないのですので、以前ボートレーサーが逮捕された事件があったことを覚えていますでしょうか?

そもそも、今となればボートレーサーは輝いているイメージとなっているのですが、根本的にはギャンブルであるが故に危ない方と知り合いになりやすい…というリスクも抱えています。

当然、モーターボート協会としてはコンプライアンスを徹底しているわけですが、それでも細かな部分まで詮索することができないのが実態です。あまりにも 詮索してしまうと選手のプライベートがなくなり、違う意味で問題になりますからね。

さて、そんなわけでボートレーサーの中には悪いことをしよう…と企んでいる輩もおり、それがバレて逮捕されてしまったわけです。

●名古屋地検で逮捕

さて、簡単にことの顛末をまとめてみました。

ボートレース協会の公式HPには、「モーターボート競走法違反の容疑で名古屋地検特捜部に逮捕された…」ということが記載されており、ファンの信頼を裏切った行為である…ということで真摯に事実を受け止めたい…ということが記載されいます。

さらに、2020年1月には「元ボートレーサー逮捕に関する緊急記者会見」ということで、会長の潮田さんや理事の渡邊さんなどが出席し、この事件に関する記者会見を行なう旨を発表しています。

さて、この事件はどんな理由で、どんな内容だったからいけなかったのか整理していきましょう。

●順位操作とある

大手新聞社のニュースをみると、どうやら2019年に開催されたレースにて18のボートレースで順位を操作し、さらにその見返りとして3400万円ものの現金を受け取った…ということが報じられています。まさしく、賄賂が絡んだ八百長なわけですよね。

ボートレース協会の公式の報告では選手名などについて触れられていませんが、実際にはしっかりと西川昌希容疑者という名前が出ており、ついでに親族の会社員、増川遵容疑者が現金を渡したということで逮捕されています。

どうやら、昨年彼らは共謀して1〜9月に開催された全国10カ所を超える競艇場で行なわれた18レースを対象に暴走していた…ということ。

増川遵容疑者は、その八百長レースにて3連単を複数枚購入しており、それを西川昌希容疑者が上手に操作した…という容疑がかけられており逮捕されたとされています。

●なんでバレたか?

さて、問題は西川昌希容疑者の悪時がなぜバレてしまったのか…ということです。 明らかにバレるようなことをしていれば協会もすぐにメスを入れると思うのですが、なかなか「お前、八百長やめとけや」と上が言ったところで難しい。

このレースは八百長に決まっている…ということを徹底して追求する時間、確定できる証拠、資金を出すのはかなり面倒なことです。となると、わかってはいたけれどそれはないだろう…ということで見過ごしてきたのかもしれません。

しかし、とある事情通の話によると昔から競艇ファンからは西川昌希容疑者が八百長をしていたことは有名であり、あまりにも酷いレース展開から怪しい…と睨まれていたようです。

さらに、西川昌希容疑者の人気が高いはずのレースなのにもかかわらずオッズが逆転しているなど、オッズ操作も不信な感じで行なわれているなど怪しさ爆発。

どうやら、西川昌希容疑者など、こういった八百長があると考えられると警察にこまめに連絡をしていた方がいたようで、そういった人たちにメスを入れられた…ということがこの結果を招いたとみられています。

●防止はできるのか?

まるで相撲界相撲界でもさまざまな問題が2019年に起こったことが記憶に新しいところですが、競艇の世界でも似たような事例が起きていることに驚きを禁じ得ません。

まぁ、昔からギャンブルには八百長はあって当たり前…という雰囲気が流れているものですが時代は令和です。力と恫喝だけで食っていた人たちより、サイバー系を操る人たちの方がずっと頭脳はよいわけで…。

結局、簡単に今の時代は悪時がバレたり捕まったりしやすい時代になってしまった…ということなのです。

一応、ボートレース協会でも「不正行為に関する再発防止策について」という文書を提出していますし、細かな規定もしっかりと決めて協会全体でビシっと取り組みを強化する…という流れになっています。しかし、ギャンブルは難しい…。動いている額が違いますからね。

とはいえ、もうシンプルにやればいいんですよね、競艇は。余計な八百長などせず、いつかバレるのですから真面目に働き、そのお金で楽しく競艇にチャレンジしましょう!グルメ、そうグルメばっか気にしてください。

儲けたいのはみんな一緒ですが、皆の心がひとつになることの方が大切。今後、何百年も競艇を続けるためには我々のモラルがかかわっているのです。